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脳内音楽と“イヤーワーム”

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私の発達凹凸特性

みなさんこんにちは✨

それは自分が知らないだけで、世の中のどんな事象に対してもその“名称”であったり“呼称”というものがあるようです。

例えば私は、お恥ずかしながら比較的最近になるまで“場面緘黙”という言葉の存在を本当に全く知りませんでした。

私が“場面緘黙”という言葉を知ったのは、私が当サイトにおいて私自身の子供の頃のことを書いてみたことがきっかけでした。私は子供の頃、どうしても言いたいことを言うことができずに苦労をしたと書きました。するとそれを読んでくださった方がご親切にも『それは場面緘黙という精神疾患ではないですか?』と初めて私に教えてくださいました。

それを見た時、私はとても驚きました。『私の努力が足りないだけだ』『皆んなは喋れているのに私だけが喋れないのは私が悪いからだ』と子供の頃の私がずっと苦しんできたその事象が、実は“場面緘黙”と呼ばれる精神疾患であったなんて。私は当事者であったのにも関わらず、本当に全く知りませんでした。

同様に、以前に当サイトでも書いたことがある私と息子の『脳内音楽現象』にも、どうやら呼称がありそうです。今日はそんな話などを記録しておこうと思います。

わたし
わたし

脳内で音楽がエンドレスに繰り返される現象を“イヤーワーム(Earworm)”と呼ぶようです。

面白いなと思っていくつか記事を読んでみたのですが、それらの表記と私の感覚には少しの隔たりもあるようででした。

音楽が勝手に脳内再生されている

今日も頭の中は無音ではない

随分前になりますが、私や、私の息子もそうなのですが私たちには共通して『集中すると歌う』現象が見られることを書きました。今日はこれに関して考察するので、もしよろしければ以前の記事を今一度振り返ってみてください(↓)

これもまた発達障害の特性の一つなのかもしれないな?と何も知らずに漠然と書いたこちらの記事は、なぜだか分かりませんが当サイトでも最も読まれている記事の一つです。仲間が多いってことなんでしょうか🤣

もちろんね、今日も私の頭の中にはずっと音楽が流れ続けておりますよ😎頭の中が無音状態なんて有り得ません。いつでも、何をしていても、私の頭のどこかの部分では常に音楽が流れています。

ちなみにですが、今まさに私の頭で流れているのはこちらです(↓)“Romantist Taste”、聞き入ってしまう歌詞とエネルギーが溢れる名曲ですね✨どうぞ脳内音楽の共有をし合いましょう✨

THE YELLOW MONKEY – Romantist Taste

このように、私の(おそらく息子の)頭の中には常に音楽が流れています。

脳内音楽は常に頭の中に流れており、ふと、私たちの意識が別の何かに向いて深く集中することが出来た時には頭の中だけに留めておくことが出来なくなって漏れ出てくる。つまり、歌う。

それが私たちの“脳内音楽現象”なのだと私は理解をしています。

そして世間ではこれを、“イヤーワーム(Earwarm)”あるいは“Involuntary Musical Imagery(直訳で、不随意音楽心像)”や“Musical Imagery Repetition(音楽表象反復)”と呼ぶようです。これにもまさか呼称があるなんて!と私はまたまた驚き、ついついインターネット上を検索するに至りました。

だけど、なんか違う

“イヤーワーム”という単語でインターネット上をチラリと検索してみれば、いくつもの記事が見つかってくるので面白いなぁと思いました。

勉強中などに聞き覚えのある曲が、頭の中で不意に流れてきて耳から離れないという経験をしたことはありませんか。この現象は「イヤーワーム」と言われている音楽幻聴です。ほとんどの人がこの経験があるようですね。

「音楽が頭から離れない」イヤーワーム(ディラン効果)について

いくつかの記事を読んでみました。だけど、なんだか私の理解とはちょっと違うような気がしています。

さっそく例を挙げてみますが、こちらの記事(↓)では『イヤーワームになってしまう人』という表現が使われます。

いやいや、私の脳内音楽は『なってしまう』ものではなくて『常に』だよ?

いつもそうだが?

イヤーワームについてあらかた情報を集めましたが、それでもなんだかしっくり来たり来なかったりな印象です。例えばこちらのサイトでは、こんなふうにも書かれていました。

ぼーっとしている時や単調な作業をしている時、あるいはストレスを感じている時にも起こりやすく、「adhd」や「asd」や「統合失調症」などの人に多いと言われているのです。

傾向としては、若い人や、女性や、普段から音楽に携わっている人や、頭の回転の速い人に多く起こりやすく、イヤーワームの曲はジャンルを問わず、古い曲よりも最近の曲の方が多いようです。

「音楽が頭から離れない」イヤーワーム(ディラン効果)について

ほう。発達障害や統合失調症、強迫性障害との関連性もあり得る可能性が指摘されておりました。

だけど“傾向”についてはよくわかりません。息子は若いけれど男性であるし(私は女性ではあるが若くない)、そもそもが“多くの人に経験がある”のだという前提においてなぜこのような傾向が見出されるのかが不明です。頭の回転という点については、息子の知能指数的には彼の頭の回転は速そうだろうとは思います。記憶力も悪くない。その一方で、古い曲とか新しい曲とかはあまり関係がなさそうだなというのが私が感じているところです。

だって私は、私が生まれる前の曲さえ流れますし💦

ランナウェイ

また、こちらの記事(↓)では『イヤーワームになると困ること』ということでいくつか挙げられておりました。こちらの記事は情報量が多いです。一つ読むならこちらがおすすめ。

  • 勉強に集中できない
  • 夜寝付けなくなる
  • 頭がおかしくなりそう
え!?だから、私は常に“そう”なのだが。

なるほどー。見えてきたぞ。

いわゆる“普通の”人たちには、頭の中が無音である状態がらしい。それは以前に書いた記事でも、同僚の男性がそんなふうに言っていたことから分かります(↓)。

だけどストレスだったり何かがあって、彼ら/彼女らが『イヤーワームになってしまう』と、勉強に集中できなくなったり眠れなくなったり頭がおかしくなったりしそうになる、ということか。

…そう書いていくと、私や息子はすごく困難な状況下で生きることを強いられているような気もしますが、それでも生まれ持った気質ですのでどうすることもできません😅

それほど困難だとは思いません!

経験が音楽を呼び起こす

チラチラとインターネット上を徘徊してみて、結局の結論としては、ここでいう“イヤーワーム”という現象は私が経験している“脳内音楽現象”とは異なるもののような気がしています。

まず、脳内音楽は私にとっては普遍的な事象です。なったり消えたりするようなものではありません。

また、勉強に集中できないこともありません。

自分で言うのもなんですが、私自身の集中力はスイッチが入った時にはかなり強力だと思っています。勉強は進むし、読書だって捗ります(←多くの場合、周りの声も聞こえません。お茶を淹れに立ち上がることもできません。息子にもそのような状態が時々見られます)。イヤーマフなどを着用することで周囲の雑音を消すことができれば私の脳内音楽は増強されます。伴い、集中力も上がります。

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そのような時には意識によって脳内音楽を制御することが難しくなるので、脳内の音楽が声から漏れ出ることが起こります。つまり、歌う。

これはたぶん息子も同じだろうと思っています。私たちが歌っている時、それはとても高いレベルの集中状態にあることを示すものであり、私はむしろ良いことなのだと捉えています。(周りには迷惑だろうと思いますが、ご容赦いただけるようお願いするしかありません😅)

同じ流れで、脳内音楽のために頭がおかしくなりそうだということはありません。

この“頭がおかしくなりそう”というのはおそらく、自分が意図しない音楽が勝手に耳鳴りのように流れているから嫌なのでしょうね。

いくつか記事を見る中で、“イヤーワームになりやすい曲”という、音楽側の視点から書かれた文章もありました。

  • 口ずさみやすい曲
  • 独特な曲
  • レディ・ガガの曲
  • 人気アーティストの曲

なるほどねー。

わからんでもないけど、やっぱり私の理解とは違います。

これは私と息子では少し違うかもしれませんが、私は“曲”自体ではなく、“歌詞”の方が受ける影響が大きいです。だからCMで聞いたキャッチーで気を惹く音よりも、むしろ意味が深そうで考えさせられたりする“歌詞”の方が先に頭に入って洪水を起こす感じです。

それは“口ずさみやすい曲”であるとも限りません。あー、でも『自分の好みに合う曲』というのは間違いないとは思います🤔他にはその時の気分とか、最近楽しかった経験などから紐づけられて関連する歌詞の曲が呼び起こされることもありますね。ドライブが楽しければ頭の中はL’Arc~en~Cielの“Driver’s High”が流れたりとかそんな感じの選曲です。そういうこともありますね。

そんな感じで私なりの結論としては、私の“脳内音楽現象”は、“イヤーワーム”とは別物であるということです。

とまぁ、ちょっと残念な気持ちもしておりますが、別物だとわかっただけでもOKです👍世の中にはいろいろな事象が存在し、それを表す呼称があることはとても意義深いなと感じました😊

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