みなさんこんにちは✨
さぁ今頃は、首都圏では中学受験がいよいよ佳境に突入しようかとしています。息子の同級生のママ友たちと話をすれば、既に彼らは埼玉や千葉の方へと遠征受験に行ったりなどで、とても忙しそうにしています。東京都内の中学校は、2月1日からが本格的な受験時期。結果はどうあれ、走り抜ける彼ら/彼女らを素晴らしいと思っています。そして私はお子さん本人もそうですが、その親御さんたちにこそ心からの賞賛の拍手を送りたい。そんな気持ちで過ごしています🙌
振り返ってみれば、本当ならば我が家も今頃、そんな佳境に突入していたのかもしれないなぁと思えてきます。
だけど我が家の息子は(親にとっては誠に)残念ながら、中学受験への勉強自体は昨年の夏前頃に辞めてしまうことになりました(↓)。
惜しいなとは今も思っています。息子には力はあっただろうにと、今もどうしても思っています。だけどそれも全てが過ぎたことなのです。私がもっと上手に息子のモチベーションを上げるように振る舞えなかったことは、ただただ私の力不足です。
だけどどうあれ、息子は息子なのだと思っています。今この時期にとても落ち着いて過ごす息子を見ていれば、それで良かったと思うこともまた本音です。
だって、人生はまだまだ長いのです。40を過ぎた私の人生でさえ、まだ先がどれだけあるか見えきりません。果てしなく長いし(もちろん前触れもなく急に終わる可能性だってあるけれど)、私でさえもまだ何度かは変身ができそうな余力があると思ってる。
それを思えば、息子の人生なんてものは“ついさっき始まったばかり”みたいなものだと心底思う。息子についてはきっといつか、エネルギーを先へと持ち越す決断をして良かったと、そう思う日が絶対に来ると思うんだよね。それは先日の意見交換会のおかげ様で感じたことでもありました(↓)
私たちは、今年の中学受験に関して言えば完全に既に傍観者です。せめても出来ることと言えば、一時期は共に頑張った同級生たちの健闘を祈り、ささやかだけれど応援の気持ちを持つことでしょう。そんな我が家は、今年の初詣には家族で合格祈願や学問成就を願うためにと湯島天神へ初詣にも行きました。
おれの分も頑張ってきてほしいと思ってるんだよね。
お母さんも、あなたの同級生みんなの健闘を祈ってきたよ。
どうか受験生にだけは今しばらく、インフルエンザや新型コロナウイルスの感染症の影響がありませんように。
どうか全てのお子さんに、素敵な未来が拓けますように。
ささやかながら、私たちは本当に静かに今年の中学受験を見守っている。ただそれだけ、のつもりでした、ええ、先週までは。
つい先日、私のスマホに息子の友達の一人であるR君のママからひょこっとLINEが入りました。
Naomiさん、ちょっと息子君にお願いがあるのだけど、頼めるかしら?
ほいほい、なんでしょう?今は超静止している息子でもなにか、役に立てることがあるかしら🤣
R君は、私たちが東京に越してきた時に息子が短期間だけ通った保育園の同級生。小学校は別々ですが、家も近所で誕生日も近く、母同士が酒飲み仲間でもあることから今も交流が続いています。
何より、彼と息子は少し前に、一緒に英語の学習(英検受験)を乗り越えてきた仲でもあります(↓)。
先に英語の学習をしていた息子に後からR君が加わって、一緒に学習するようになりました。毎週のようにR君は我が家を訪れるようになり、それから二人で競うように協力するように机を並べて学習しました。息子が新型コロナウイルスの濃厚接触者となって1度の英検をパスしたことでその次の3級受験では二人の足並みが揃うこととなり、彼らは同回で小学生のうちに英検3級を合格するという偉業を同時に達成したのです🙌
それから息子は退塾し、中学受験を撤退しました。
だけどそれと入れ替わるように、R君は通塾するようになりました。それまで全く中学受験を考えていなかったというR君でしたが、英検を乗り越えたことで自信が付いたのだと言いました。
中学を受験してみたい!
小学6年生の夏からの入塾で、ママも戸惑ったと言っていました。しかしR君はものすごい集中力とモチベーションで勉強を始めていきました。彼は元々賢いお子さんであるのです。『自分はやれる』という自信に基づいて、“やる気に火がついた”とはこのことだろうと思いました。
しかしそのため、私の息子とR君は生活リズムも目標も異なっていき、交流の時間を持てなくなりました。私はR君の通塾を心から応援しながらも、どこかで実は、なんだか息子が置いていかれたような、そんな少しの寂しさも感じていました。
そんな彼のママからふいに、“息子に頼みがある”と言う連絡に、私はとても不思議な感覚を覚えました。息子がいったい、何の役に立てるのだろう。
もうすぐ受験でしょ。当日にお守りのために持って行こうと思っている缶バッジがあって、塾の先生と英語の先生には激励のメッセージを書いてもらったところなの。
Rが、それに息子君にもどうかメッセージを書いてもらいたいって言ってるの。時間を作ってもらえないかしら。
息子に聞いてみるけど、それ、息子で良いのかな?中学受験はしないし、今はほとんど勉強もしていない子だよ。
そんなことないよ。Rにとって息子君は、塾や学校の友達とは違った思い入れがあるみたい。
とはいえ息子への頼みであるというのですから、私の気持ちは無関係です。私は息子に聞きました。
R君が、受験のお守りにあなたにメッセージを書いて欲しいのだって。書けそう?
え、それ、むしろおれで良いの!?(←だよねー🤣)
もっと頭のいい人に書いて貰ったほうが良いんじゃない?(←それは私もそう思う🤣)
だけどR君がそう言ってくれているのだから、こちらが断るのも違うよね。あなたからの精一杯の応援の気持ちを表したら良いんじゃない?
同時に私は、出不精な息子のことも心配でした。普段彼は全く外出なんてしないので、果たして彼は家を出ることができるのかという、そんなことから心配でした。
だけど息子は不思議そうな顔のままではありましたが、
わかった、おれでいいなら書くよ。
待ち合わせの時間と場所が決まったら教えて。
そう言って、何を書こうか、自分が彼にかけられる言葉はなんなのかを考え始めたようでした。
そうして、待ち合わせの日曜日。
息子は、R君が塾から帰ってくる時間を見計らってその近くのマクドナルドに行きました。
久しぶりに会ったR君は、声変わりが終わっていて、背も少し伸びて、目標を持つ頼もしい男の子の顔をしていました。私が合流した頃には、息子もR君もなんやかんやと楽しそうに話しながら過ごしていました。
そのミッションも、無事に達成したようです。小さな缶バッジの、息子用に空けていてくれたスペースに息子は力強く何やら書いてありました。
頑張って欲しいと思います。間接的にでも息子がR君に刺激を与えた部分もあったのだろうと私は思い、とても嬉しく思いました。
おれの分も、がんばってきて。
また、こんな話題にも及びました🤣この二人はやっぱり良いコンビなのかもしれません。
落ち着いたら、秋に出来なかった誕生日会もやりたいね〜🍻
やろうやろう。そうすればあっという間に卒業式だしね。
あ、(息子)、そういえば卒業式だけは行っといた方が良いと思うよ。
うちのクラスにもずっと学校に来ていない人がいるけど、卒業式には来たら良いなって思ってるもん。その人が来るかどうかはわかんないけどね。
あー、卒業式かー。正直、気は進まない。でも考えてみるかー。
さすが、友達からの言葉は浸透力が全く違います。きっと親が同じことを言ったならば、決してこうはいくまいだろうと私は思った。
私は最近のスクールカウンセラーさんとの面談でも、卒業式に関しては慎重に進めるようにと言われていました。もしも息子に卒業式への参加を願いたいのであれば、親でなく、とはいえ信頼関係のある近しい他人が『行ったら良いんじゃない?』と促すことが良策だろうと。(←それを私は誰に頼もうかと考えていたところでした😲)
R君、今この機会に、息子に“卒業式”をメンションしてくれてありがとう😭
決して私はそれを事前にR君に頼んだわけではなかったのですが、友達との会話の中で自然とそんな話題が出たことは、R君も息子を気にしてくれているのだなぁと思えたようで、さらに嬉しくなりました。
息子がR君の未来に少しだけ刺激を与えたように、R君からも息子は大きな刺激をもらっています。彼らは、お互いに良い影響を与え合っていることを感じました。
東京では、もう1週間ほどで中学受験の戦争です。それが終われば卒業式で、あなたたちはすぐに中学生になってしまう。
ついこの前に同じ保育園で知り合った二人なのにと思うと、本当に時間の流れは早いです。
どうか彼らの将来に、たくさんの希望と幸せが訪れるように。
お互いを刺激とし合い、これからもどうか良い関係を築いて欲しい。私はとても温かい気持ちになりました。
さぁ、来週の今頃は第一志望の受験日だ!
同級生のみなさんには、どうか風邪などひかぬよう、全力で中学受験を走り抜けてもらいたいと願っています。
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