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感覚が過敏なわたしたち

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感覚過敏

みなさんこんにちは✨

今日は、今週金曜に感覚過敏に関する番組が放送されるというご案内です(↓)。

2023年4月21日(金)午後10時30分〜11時00分

NHK『バリバラ-みんなのためのバリアフリー・バラエティ-:感覚が過敏なわたしたち』

私も視聴するつもりです。

というか、私もチラッと出るそうです。先日にNHKからインタビューの様子を番組中で一言だけ使用したい旨のお電話がありました。もしご興味がおありでしたらぜひ一緒に視聴しませんか😊(↓)

さて、感覚過敏って、ご存知でしょうか。当事者以外の方にとってはあまり馴染みのないものなのかもしれません。

感覚過敏とは、大半の人にとってはなんでもないような日常生活上の音や光や触覚などが、当事者には著しく強い刺激のように感じられてその心身にも不調をきたし得ることをいうものです。

我慢とか慣れとか、そういう問題ではありません。それはあまりに無理解です。

それはいわゆる”体質”の一つであって、これは本人にもなかなかどうしようもないことなのです。

その詳しいメカニズムに関しては、ほとんど明らかにはなっておりません。発達障害と関連があるとも言われますが、とはいえ発達障害のある人すべてに感覚過敏があるというわけではありませんし、発達障害のない人は感覚過敏の症状とは無関係であるとか、そういうわけでもなさそうです。

よくわからない。だけどとにかく嫌で、不快で、辛い、それが感覚過敏の現状でしょうか。

さらに良くないことに、“感覚”というのは測ったり直接他人と比べたりすることはできないために、幼いお子さんなどは自身の感覚過敏に気づけずに『みんなそうなんだ』と思い込んで我慢をしてしまうこと、その延長としての不適応や不登校などへ繋がることも多々あるのだということです(↓)。

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本人にさえも気づかれにくいという点が、この感覚過敏の難しさの一つでしょう。

だから特にお子さんの場合は、周囲の大人が気づいてやることが必須です。そのためにも、私もまたできるだけ多くの大人(もちろん子供も)にどうか“感覚過敏”という症状があることを知ってほしいと願っています。知ればこそ、『あれ?もしかして辛そう?』と誰かのことを気づいてあげられるかもしれません。

さて。

当サイトでも何度か書いたことがあるのですが、私自身もまたこの感覚過敏の当事者です(↓)。

私には、例えば予測不能な大きな音、および複数音源からの同時の音が極めて不快に感じられるという“聴覚過敏”がありそうです。そんな時には体の内側からのゾワゾワとした不快感が支配的に湧いて、頭がぐるぐる嫌な混乱もしてきます。体力がナイフで削がれたような、体もぐったり疲れます。

また、これもそうだと思いますが、私は白い蛍光灯の光が苦手です。蛍光灯は、私にとって光が強すぎるという感覚です。黄色味のある白熱灯の温かい光は割と平気なのですが、蛍光灯の光の下では心も体も疲れやすいという感覚です。

加えて、私の息子には特定の食材を口に入れられないという“触覚”または“味覚”の過敏が、そして私の娘にもまた私に類似の“聴覚過敏”がありそうです(↓)。

それでも私たちの感覚過敏は、“めちゃくちゃ大変”というわけではない程度です。人より消耗しているかもしれませんが、日常生活は送れていますし、あらかじめ苦手な場面がわかっていれば工夫することも可能です。

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だけどまぁ、なかなか難儀なものだなぁとは思います。

物事の受け取り方、それは刺激に対する感じ方さえ人それぞれだと分かっちゃいるけど、やっぱりしんどい時もありますし、体質とはいえ仕方ないでは済まないケースもあるでしょう。

刺激に対し、完全装備で耐えて見せる!(←不要な気合いが必要でした)

これまで、私は自身の感覚過敏について、基本的には“耐える”という対策をとってきました。ある程度大人になれば、あとでぐったり疲れてしまうかもしれないとはいえ、少なくともその場においては素知らぬ顔もできるようになるものです。または自分なりの工夫などをすることで、刺激を“避けたり軽減する”こともしてきました。

これらの私の対応は、全て自助の視点の防御でした。

しかし先日、私は感覚過敏の当事者であるというある青年が、この感覚過敏の困難に対し事業を立ち上げ『周囲の理解による前向きな環境調整』という視点から様々な活動をしていることを知りました。

私は、目から鱗の思いでした。

本当に本当に、驚きました。

私はずっと自分が『耐える、軽減する』ことしか出来ないのだと思ってきたが、私は『周囲の環境を調整し、ありのままで伸び伸びと生きる』ことも考えなくてはいけなかった。

私の子供たちにも感覚過敏がありそうなのです。だから私は、何より私の大切な子供たちが生きる社会を少しでも変えられればと、そう行動していくべきだったのではなかろうか。

『あなたはそのままで良いんだよ』『過剰に我慢をする必要はないんだよ』

そう全ての人が学校や社会で認められるようになれば、当事者自身も自分の症状を正面から受け止められて、生きていくことがいくらかでも楽になるのではないかと思いました。

そんな思いにハッと気付かせてもらいました。40年以上生きてきて、ここでこの加藤氏の活動を知ったことは私の中で感覚過敏の困難に対する視点の大転換を引き起こすものとなりました。その時の気持ちは当時の記事にも書いています(↓)

この3月、加藤氏が運営される感覚過敏研究所が東京都内の有楽町でイベントを開催するという情報を得た私は、勝手ながらも加藤氏に私の視点に大転換が起こったお礼をお伝えしたく、ワクワクしながらその会場へ赴きました。

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なんなら書籍にサインまでもらったりして🤗(←すっかりファンの気分でした🙌)

その会場にたまたま取材にいらしていたのが、NHKのこの番組のスタッフさんたちのようでした。その時に私も少しだけお話をさせていただきましたが、つい先日にはその時の様子を一言ほど番組内で使用したい旨のお電話をいただきまして、どうぞどうぞとお返事させていただきました。

私

感覚過敏の報道のために、何か足しになることがあればどうぞなんでも使ってください。

多くの方に、感覚過敏というものがあることを知ってほしいと願っています。

私もまた、他の当事者のお話が聞けたりするかなと勉強させていただくつもりで拝聴したいと思っています。

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