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理解を示し、柔軟な対応をしてくださった担任教諭

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小学生

みなさんこんにちは✨

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息子はもうすぐ4年生を終え、次の4月が来ればもう小学5年生。息子が通う小学校では、4年生から5年生に進級する際にクラス替えが行われます。

最近ボソッと、クラス替え、嫌だな〜』と呟くことが多い息子。

仲の良い子が何人も一緒だもんね。わかるよ。

それに今年の担任の先生もとても素敵な先生だった。

私はこの先生と離れるのが辛いなぁ。

息子の異変や発達障害がわかったことに際して何度も何度も面談に通う私にいつも温かく接してくださり、息子の特性に理解を示していつも柔軟な提案をしてくださった素敵な先生でした。

今日はこの先生について記録したいと思います。

4年生の担任教諭

若くて可愛い!という第一印象(失礼!)

ちょうど1年ほど前、新型コロナ感染症の流行に伴う一斉休校の開始から、我が家の息子はみるみる不安定になり調子を崩しました

息子の異変を目の当たりにして私は一緒に混乱してしまい、昨年の我が家はまさに激動・混乱。

様々な不安が渦巻く中で私はあちこちの相談機関を頼りながら、息子が通う小学校にも理解と協力を求めて何度も相談に赴きました。

4年生で担任を務めてくださった先生(N先生👩とします)は明るい笑顔が印象的で(いつもマスクで隠れているのが惜しいくらい!)、私も話しやすいし、人に慣れない息子も比較的好印象を持つ、とても素敵な先生です。

私がN先生に初めて会ったのは昨年4月。

緊急事態宣言の発令下において休校期間が延長される中、新しい4年生の教科書や学用品を受け取りに短時間だけ小学校に行った時でした。

わ、可愛い人

(誠に失礼ながら)『ずいぶん若くて可愛い先生だなぁ〜』と思ったのが私の第一印象です。

息子に関する情報共有のため、何度も面談をしました

今年度は感染症流行の影響で例年の個人面談も実施されず、その後はずっとN先生にお会いする機会はないままでした。

しかしその後、2020年7月に息子は心理検査を受け、また、担当の臨床心理士との面談を通して息子の特性とその対処法が具体的に見えてくればくるほどに、私は担任教諭とこの情報を共有することの必要性を強く感じていきました。

実際に、2020年8月31日の臨床心理士との面談においても、近日中に担任の先生と面談を設定するようにとの指示が出ています。

私は早速小学校に電話してお約束をいただき、9月上旬すぐに、経緯をまとめた資料を持ってN先生を訪問させていただきました。

 

N先生とはほぼ初対面の状態です。

加えて今回は息子の異変、我が家の状況と心理検査の結果を伝えて協力を願う重要な面談です。

発達障害について、どの程度の理解がある先生なのだろうか。

集団の中での息子を、どのように見ていただいているのだろうか。

どの程度の協力までを、お願いしても良いのだろうか。

私はとても緊張していました。

最初の面談で

集団の中の息子の様子

教室に伺うと、N先生は穏やかににこやかにご挨拶をしてくださいました。コロコロと軽快に話す先生の様子はやっぱりとても可愛らしい。

この時、私は前もって作成して行った息子の”生育歴と特性”をまとめた資料、最近受けた心理検査の資料を渡して、

息子が一斉休校に際して食べない寝ない、パニックを起こすようになったことを伝え、最近明らかになってきた息子の特性を踏まえて親としてはまず集団の中でその特性がどのように出ているのかが心配であること、学校生活においてパニックを起こしたり対処に困るようなことが起こっていないかについて現状を教えて欲しい旨をお願いしました。

息子は幼い頃から、親が見てもちょっと変わった子でした。集団に馴染むことが得意ではありません。

おそらく彼は教室の中においても多少の違和感を発しているはずで、それが今のクラスの中においてどのように受け止められているのかが私は心配でした。

つまり、多少の違和感はスルーしてもらえる環境にあるのか。

それともそれが火種となる環境にあるのかをまず確認したかった。

それに対しN先生は『息子さんは友達もおり、クラスのなかに溶け込んでうまくやっています。博識で、授業の方向を良い方向に変える発言をよくするキーパーソンみたいな存在です』と話されました。

まずは彼が発する違和感はクラスの中ではそれほど目立つものではなく、今のところは大きく心配しなくて良いと仰る言葉に安心しました。

そして続けて、

『しかし、時々困っているように見えることがありますね。止まっています。そのような時には声をかけるようにしています。』

と話されました。

こちらが言う前から息子のフリーズ(プチパニックに気づいてくださっている!と驚いて、息子をよく見てくださっているんだなぁとありがたく感じているとN先生はさらに続けて、

『ただ、忘れ物が多かったり、持ち物が準備できていないことは多いです。これに関しては気になっていました。本人に10回言って伝わるなら何度でも言うんですけど息子さんの場合はそういう感じではないかもしれないので、「先生」⇄「親」のやりとりを強化する方向で考えませんか?⤴︎😊』

と仰ったことには、なんというか、この感動を上手く書くことができずもどかしいのですが、とてもびっくりしたことをよく覚えています。

息子は物の管理が致命的に苦手です

私も、息子が物の管理が不得手であることは痛いほど知っています。

なんでこんなに大切な物でも失くしちゃうんだろう?と不思議だったし、何度も何度も、これまで嫌と言うほど困らされてきました。

どうやら息子は、どんなに重要な物であっても無意識に適当なところにポイっと置いてしまうことがあり、そのため物をよく紛失するような印象です。

お弁当箱を失くしたと言った数週間後にクローゼットから異臭がし、中から真っ黒になったお弁当箱が出てくることなどは学童保育に通っていた時は茶飯事です。(しかも本人は異臭がしても気にならない/気づかないらしい…)

さらに悪いことにその行動は無意識なので、全くの悪気はないし記憶もない。低学年のうちは『幼いからだ』と思っていたけど、もはやそういうレベルじゃないことも気づいていました。

そのため私は、これまでも提出物や学用品の準備はできるだけ気をつけてきました。

しかし彼は連絡帳を書かなかったり、連絡帳そのものを失くしてしまうことも何度もあり、親への情報伝達そのものが上手く機能していないことに困っていました。

 

N先生にはそれに気づいていただき、しかも『本人に10回言って伝わるなら何度でも言うんですけど』という、なんとも絶妙な言い回し。

とても明るく、当たり前のようなサラッとしたトーンで言われました。

これが私にとって非常に的を得た、ものすごくしっくりくる言い回しだったので、私はつい吹き出して笑ってしまいました。

「そう、そうなんですよ。本当にそうなんです😂。分かってくださって本当にありがとうございます。」と私はすっかり緊張が溶けて、きっと泣きそうな顔で笑っていたと思います。

本当に、何度も言う方も嫌なんです。

環境を整えることで目的を達成すれば良い

これまで私は物の管理ができない息子に対し、

『なんで連絡帳を失くしちゃうの!』『きちんと書いてきなさい!』と言い、息子本人をしっかりさせるやり方でこれを正そうとしてきました。

しかしN先生には

目的は、本人の環境を整えていくことで達成すれば良いのだ』という視点で対応していく柔軟さを教えていただきました。

それ以来、私とN先生の交換日記のような連絡帳のやり取りが続きました。

息子が連絡帳を書かずにシレッと帰ろうとするところに声をかけて確認し、連絡事項を居残らせて書かせるのではなく、N先生がサッと代筆してくださり帰ってきたことも何度もありました。

おかげで息子は忘れ物が減り、授業も落ち着いて受けられるようになって生活自体もみるみる落ち着いていきました。

 

その後もN先生とは度々面談の機会をいただきました。

コツコツできない漢字ドリルを毎日提出することが難しければまとめてやって、皆に追いついたところでの提出でも良しとしていただいたり、

人と比べられることを気にしすぎる息子に配慮し終業式では『通知表は友達同士で見せあわないよ』と一声かけてくださったこともありがたかった。

『毎日見ているので子供の変化は気付きます。』と、学校でのことは任せてくださいと仰ってくれた視線はとても頼もしかった。

 

N先生はお若いけれど、様々な個性の子供がいるのだと知っており、子供そのものをよく見て柔軟な対応策を提案してくださる素晴らしい先生です。

だから私は次のクラス替えで担任の先生が変わるのがとても寂しい。できるなら、5年生でもまたご指導いただきたいなぁと願ってしまいます。

でも、そうでなかったとしても、私は次の担任の先生にも協力を得られるように精一杯お話できるという自信を身につけることが出来たように感じます。

これも、N先生がよく話を聞いてくださり理解を示してくださったおかげなのだろうと思います。

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