みなさんこんにちは✨
早いもので、年度末です。2021年度、息子が小学5年生を無事に楽しく過ごせたことに安堵しています。
1年前の2020年度は我が家にとって激動でした。新しい感染症の流行によりもちろん世の中自体が激動だったと思っていますが、そのことが我が家に及ぼした影響は本当に大きいものでした。社会の非常事態に息子の特性は耐えられなくなって噴出し、私は改めて人生の在り方を見つめ直さざるを得なくなった、そんな一年だったと感じています。
2021年度はそれと比べればずいぶん落ち着いて過ごせたと思います。上向きに歩んでいることを実感しました😊
私は息子の特性を注意深く観察するようになり、知識を深めることができました。さらに私は“私自身の特性”についても改めて気づくことや、振り返って考察することもできるようになりました。また、それらを包括的に専門家に相談する体制が整ったことも良かったです。
今日はそんな息子の小学5年生を振り返りながら、息子の通知表から学んだことを記録しておこうと思います。
息子が落ち着いて前向きに過ごせたことには、担任教諭のお力添えが大きかったと思います。出会いに恵まれること。それが息子の人生に多く訪れることを願っています。
5年生を振り返る
担任教諭に恵まれた
つい先日の春休みに入る前、息子がこんなことを漏らしていました。
6年生で担任の先生が変わっちゃったら嫌だなぁ…
息子の小学校では、5年生から6年生への進級時にはクラス替えは行われません。しかしながら、担任教諭が変わる可能性はあるようです。息子がそれを不安視していることが分かりました。
そっか、そうだよね。良い先生だったね。終わってみて、5年生はどんな1年だっただろう?
うーん、今までで一番楽しかった学年かもしれない!
嬉しいですね😊総じて、息子は充実した1年間を過ごしたようです。
これも担任教諭の力量とでも言うのでしょうか。確かに私も学校公開だったりふと教室に寄った時に見かけたクラスの雰囲気はとても快適そうだと感じていました。そのようなクラスで息子は1年間を安心して過ごすことができたのだろうと思います。
5年生の1年間。
息子のクラスはお若い男性教諭が担任でした。進級早々、先生の話し方がとても分かりやすいのだと息子は喜び、すぐに信頼を寄せたようでした(↓)
今度の先生は話す内容があやふやじゃないし、必要なことがわかりやすいよ。
年度が変わった時に、そう言ってニコニコしていた息子を思い出します。
もちろん4年生までの先生方にもとても良くしていただいたと思っておりますが(2年生の時の担任の先生とはちょっと合わなかったみたいだけどね💦)、今年度もまた、担任教諭に恵まれたことは本当に本当に良かったなぁと感じました😊
5年生の通知表
さて、そんな息子が5年生の課程を修了し、先週の修了式では通知表ももらってきました。
私たちの住まいの地区は小学校は2期制です。前期の通知表は10月に、そして3月末に後期の通知表をもらいます。
ちなみに息子が前期の通知表をもらった時、私は当サイトでこんなことを書いていますね(↓)。
今の小学生の通知表ではこんなにも多くの割合(全体の1/3項目)で『主体性』が評価されているなんてと私は大いに驚いており、すすんでやろうとやるまいと、所定単元の学習を理解出来てるだけじゃ不足ですか?と1人でプリプリしています、笑。
まぁそれは今も変わらずそう思ってるけどね。
さておきこの時、私は信頼する友人達から事情を教わり、“通知表≠成績表”であること、そして通知表とは先生からのメッセージであるということを学び理解しました。
以前に小学校で開催された保護者会でも、息子の今の担任教諭は“通知表”の位置付けについてこんなふうに説明をされました。
今後の勉学の励みになるために、通知表をお渡ししています。
今、息子の5年生を振り返ってみて、私はその意味がなんとなく分かってきたように感じています。
実は、これまでの小学生生活を通して、息子の通知表に『がんばろう』という評価が付かなかったことは5年生が初めてでした。
5年生で、私も夫も初めて見る『がんばろう』のない通知表に驚きました。また、祖父母は手放しで喜びました。別にね、『がんばろう』がいくつあっても構わないのですが、やっぱり気になってしまうのですよ😅
そんな息子の通知表は、他でもない息子自身を最も大きく喜ばせました。
前期も後期も、がんばろうは一つもないよ!!
やったー!頑張って良かった!!
なんていうか、通知表がここまで息子の自信に直結するのか!と驚きますよね😲気持ちまで前向きになっているではないですか。
なるほどね。息子には、出来ていないことを論うのでなく、出来ることを認めて誉めることが大切です。そういう点でも、5年生時の担任教諭は本当に上手に息子を導いてくださったのだと私は感服したのです。
もちろん今年も色々あった
4年生までの息子の通知表には、各期あたり少なくない数の『がんばろう』が点在しました。それは主に意欲の面と生活面です。特に、4年生の時の通知表は息子にとっても大変衝撃的なものだったようでした。息子はそれを学校でもらってすぐにくしゃくしゃに丸めてしまっており、家に持ち帰ってからも断固として家族に見せようとはしませんでした。私はそれを見るために、3日間ほど息子を説得し続けることになりました。
そしてようやく息子が出してきた、力一杯クシャクシャにされた通知表を私は破らないようにと慎重に慎重にテーブルの上で伸ばしながら、息子のことをなんだか不憫に感じていました。
…学校が、辛いのかなぁ。
確かにドリル等の宿題については不出来だけど。
事実、息子の学業成績自体には全く問題がなかったと思っていました。区で行われる基礎学力考査も息子は毎年全教科が満点でした。どうしてそのような子が、こうして通知表をクシャクシャに丸めてしまわなければならないのだろうと、当時の私はとても複雑な思いを抱えていました。
それが、4年生までの息子です。
そして5年生でも色々なことがありました。
衣替えができずに泣きながら学校へ行ったこと、計算ドリルを親に隠蔽していて全く提出しなかったこと、プログラミングや読書に過集中を起こして全体行動に影響が出たことがあるとも担任教諭から聞きました(↓)。
また、私が見ていた学校公開の道徳の授業では、息子の発言が率直すぎると感じることもありました。机上の整理が悪い息子は鉛筆や消しゴム、ノートや教科書をバサバサと落としてはしょっちゅう拾いに立ち歩き、教室内でのそんな息子の姿は“大物感”を感じさせはする一方で、集団の中ではやっぱりちょっと異質で目立つのだとも感じました。
そのような息子の側面が、これまでの通知表ではいくつもの項目で『がんばろう』という評価になっていたのかな?と思っています。
だけどさ。
息子は息子なりに、精一杯やっていることは本当なのだと思います。
5年生の担任教諭は、
個の興味に合った認識は大事だと思いますよ。とても大事なことなのでそのままで良いと思います。
以前にそう仰ってくださったように、”個々に子供は違うのだ”という前提のもとに大きな目で息子の頑張りを見守ってくださり、息子の長い将来を見越して励みとなるよう背中を押してくださったのだと感じました。
頑張って良かった!!
そういう息子がとても誇らしく感じました。
通知表は成績表のみにあらず、です。
私自身にも、ようやくそれがよく理解できました。
小学校生活も、残りはあと1年間です。息子の長い人生において、素敵な出会いが重なるようにと改めて強く願いました。
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