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衣替えの決着と私が学んだこと

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感覚過敏

みなさんこんにちは✨

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先日、私は今年の息子の衣替えが特に難航しており、息子は半袖半ズボンの衣類を着ることが嫌なために“しょうもない嘘”までついて取り繕う行動を示したことを書きました。

私は、息子の行動をひどく残念に思ったし、とても悲しい気持ちになりました。

だけどその後。我が家では動きがありました。さらに苦い思い出を乗り越えて、対応を開始したことを記録しようと思います。

わたし
わたし

どんなことがあっても、息子の安全のために私たちは対応しなくてはなりません。

私が反省したこと

『しゃあないな〜』と言ってはいけなかった

私は息子が“しょうもない嘘”までついて取り繕った時、とても悲しく、そんな息子を残念に思いました。

だけど、いま振り返ると、あの時、あの私の一言がまず良くなかったと反省しました。

 

5月の末頃。

息子が最初に、半袖の衣類を嫌々着ながらもこっそり自分で長袖を持って行って、それに着替えて帰ってきた時に、

『そんなに嫌か〜、だったらしゃあないな〜😅』

そう、私が言ったこと。

 

その時、私は確かにそう言って苦笑いをしました。

私は悲しかったけど、半ばあきれて息子に向かってそう言いました。

だけどあの時、きっと息子は『これで許された!』と勘違いしたのだろうなと思いました。

 

言葉通りにしか、受け取ることができない子です。

少し前に、こんなこともありました。

今夏から参加する模試の雰囲気に慣れておいた方がいいと考え、模擬問題を自宅でやってみた時。

私は、

『模試の場合は時間配分が大事だから、分からない問題があって時間がかかりそうならそれは飛ばして先に進む判断も重要だよ

と息子に話しました。

そうすると息子はその直後から、これまではしっかり取り組んでいた塾の通常の宿題さえも、パッとみて分からない問題は取り組むことを避けるようになりました。

最近集中してないな、と思っていました。

そして尋ねてみたら、悪びれもなく息子はこういいました。

息子
息子

だって分からないから飛ばしてる!

 

そっか。そうだね…私が前にそう言ったもんね。だけどそれはね、模試の本番に限った場合の話なの。

通常の宿題は、解るまでしっかり考えないといけないの。だから宿題はきちんとやりなさい。

 

そう。日々のこういうちょっとした話が、息子にはなかなか通じません。

何より残念なことに、これらはわざとやっているのではないのです。わざとであれば、どれだけマシでしょうか。

だけど息子には、こういう理屈が、本当に全く通じないのです。最悪の場合、理解不能で、『なんで!?分からない問題は飛ばして良いって言ったのに!!!』とパニックに陥ってしまうことと思います。

言葉通りにしか受け取れないということは、こういうことです。

 

だから私はあの時、この息子に向かって『そんなに嫌か〜、だったらしゃあないな〜😅』という言葉を、絶対に口に出してはいけなかったのだと思いました。

 

私は、こんな半端で誤解されうる態度を取ってはいけなかった。

これからも、何事においても、これは言える。

これからは、先々を見越して目的をしっかり見据えて発言するよう、重々気をつけていかねばならない。

大いに反省しました。

 

とはいえ今年の息子の衣替え問題は深刻です。

 

息子はこの翌日も、同じでした。

翌日は親に言われたわけではないのに朝は自発的に家から半ズボンを履いて行き、夕方はいつもの長ズボンを履いて帰宅しました。

その翌日も、そうでした。

だけど私は息子になんと働きかけて良いかが分からなくて、3日ほど、息子の様子を見て見ぬふりをしていました。

苦い結末

事態が表沙汰になった

数日後の朝、我が家に動きがありました。

我が家の掃除機隊長の夫が、その日の朝に息子の部屋に掃除機をかけに入った時に部屋の隅に隠すように積んであった3枚の半ズボンを発見したのです。

夫は息子を呼んで

『これはなんだ?どうして半ズボンが何枚もここにある。洗濯するなら洗濯かごに入れなさい』

と言いました。

 

この時までに私は、息子が朝に履いて行ったはずの半ズボンが家から消えていることにも気づいていました。

洗濯物には、長ズボンしか入っていないのです。

履いて行った半ズボンはどこに行ったんだろう。まぁきっと、学校にでも置いてきているのだろう。そう思っていました。

 

だけど、それは家にありました。

息子は半ズボンを持ち帰り、自室の隅に隠していたのです。

息子は、都合の悪いものをしょうもない場所に隠すことが時々あります。

半ズボンを隠していたということは、多少の後ろめたさはあったのだな。

私は、そう感じながら「さてどうしたものか」と息子の様子を見守りました。

 

事態がついに夫も巻き込み、表沙汰になっていく。息子はなんと言うだろう。

 

夫に呼ばれて『この半ズボンはなんだ』と尋ねられた息子は、しばらくその場で立ち尽くし、どんどん涙目になりました。

そして、『毎日学校に長ズボンを持って行って着替えていた…』と素直に夫に言いました。

 

夫は、状況が全く理解できていないようでした。

『どういうことだ?』と、夫は不思議な顔をしていました。

その先は、私が説明をしました。

そして、私は気づいていた。だけどなんて言っていいかわからなかったから、息子にも夫にも何も言えなかった。もっと早くに全員で話し合うべきだったと思っている。

私は、反省の気持ちを込めて、夫にそう言いました。

 

夫は、とても悲しそうな顔をして息子を見つめていました。

きっと夫も息子に何を言って良いか分からなかったのでしょう。

 

『今日も暑いから、半ズボンを履いて行きなさい』

夫は小さな声で息子にそう言い、息子は言われた通りに長袖のTシャツに半ズボンを履いて登校し、その日は帰宅時も朝と同じ半ズボンをそのまま履いて帰ってきました。

 

だけど、私と夫は、とても悲しい気持ちのままでした。

 

息子の衣替えは、ここで一旦の決着を迎えました。

その日から、我が家の息子は毎日半ズボンを履いて登校しています。

半袖のTシャツには未だに着替えられていませんが、今年の息子の衣替えは、これで一歩前進です。

 

今年も数々のパニックを引き起こした息子の衣替え。

少し苦い、決着の形となりました。

 

私が今回学んだこと。

とにかく息子は、本当に“嫌なものは嫌”なんだなぁと思い知ったこと。

あと、息子の困りごとは周りに迷惑をかける類のものではないけれど必ず対応を要するレベルのものが多い気がすること。

また、その困りごとは環境次第で大きくも小さくもなりうること。

 

今夏の衣替え事件で、私はこれらのことを感じました。

尚、『環境に依る』ということは、これまでも時々感じていました。

相性の悪い大人、好きではない場所、“なんかうまく噛み合っていない”感。

そういうものに、息子の安定感は顕著に即座に影響を受けるように思います。

  

それに、衣替えも環境次第な部分があります。

仮に私たちが数年前まで住んでいた北海道札幌市に今も住んでいれば、長袖の衣類を年中着ていることは、それほど大きな問題ではないわけです。だけど今は東京に住んでいるので、そのせいで衣類の問題が顕在化しただけであると捉えることもできます。

 

嫌なものは嫌、妥協することが人並み以上に大変難しいのが私の息子だ。決して軽視することなく、まずは私が誰よりもしっかり理解しなくてはならないことを学びました。

そして、息子が伸び伸びと暮らすことは環境次第であることも。

 

今、息子は七分袖の衣類を着る練習をしています。

そう。私の息子は、本人が正しく納得した上で、親である私(と夫)が時間をかけたり工夫を凝らして、彼に適した環境を整えてさえやれれば、十分伸び伸びと暮らしていくことができる子なのだと再認識した部分もありました。

いずれは、息子自身が自分の苦手を認識し、自分で対応できる力をつけること、もしくは周囲に助けを求めることができるようになることが目標です。

 

大丈夫、私たちはきっと上手くやっていける。

衣替え事件から得た学びから、私は改めてそう確信しています。

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感覚過敏 成人ギフテッド母の成長記録
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10歳から向き合う発達障害/ギフテッド

コメント

  1. hirop より:

    一歩前進!

    しつけは親の姿勢はぶれないことが肝心。
    不用意な発言には注意しよう。

    がんばれ、かあちゃん。

    • Naomi Dr.Nao より:

      かあちゃんがんばる(๑•̀ㅂ•́)و✧

      これを書いてた頃、めっちゃへこたれてました(って、見りゃわかりますよね😅)。
      でももう元気。持ち直したし、やり方が分かってきたぞと思えることが大きいです。

      不用意な発言を避けるってなかなか難しいですよね〜。。。

  2. ポプラの子 より:

    長袖が好きなのは、もしかすると、布一枚で外界から守られている感じが好きなのかな。半袖は裸に近い感じがするのかもしれません。

    紫外線対策と思えば、長袖も悪くないかもしれないですよ。
    ユニクロエアリズムパーカーが快適ですが、もっと涼しいものであれば、虫除けメッシュパーカーなどもあります。

    長ズボンも、今は暑そうに見えるかもしれませんが、中学に入ったら長ズボンが標準ですし、長ズボンが嫌で履けないよりはむしろ(長期的に見れば)楽かもしれませんね。

    何はともあれ、熱中症にはお気をつけください。
    お母さんもあまり悩まずに。

    • Naomi Dr.Nao より:

      こんにちは!見にきてくださりありがとうございます\( ˆoˆ )/
      しかもご心配までおかけして…恐縮の限りです。いっときは大きく落ち込みましたがだいぶ持ち直してきました。

      今日(8日)は東京は30度を超える予報で、息子は渋々といった感じではありましたが自分で半袖Tシャツを選んできて、それに長ズボンで登校していきました。ちょっとずつ慣れてきてはいるようです。

      ユニクロのエアリズムパーカーは最高ですね。私は紫外線に当たると体に日光疹が出るので春から秋はいつも着ています。かえって”着ている方が涼しい”という感じもします。きちんと水分さえ取れればこの対応でも良いかもしれないと、余裕が出てきた今ならばこそそう思ったりもできます、笑。

      昨日はこのサイトを読んでくださる方から『うちの子は長袖が着られない』というメールももらいました。長期的に見れば確かにそれは大変かもと思った😭感覚過敏にもいろいろあるようですね。

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