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中学校との進学前の面談へ

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不登校

みなさんこんにちは✨

先週の話になりますが、私は息子が今春に進学予定の中学校への事前面談に行ってきました。今日はそんな感想と展望などを記録しておこうと思います。

不登校のギフテッド児と区立の公立中学校。散々とも言えるほど、周囲の大人が『難しいでしょうね』『苦労をするかもしれませんね』『減点方式の評価ですからね』と口を揃える進学です。だけどそれが彼が選び取った道なのだから、心配だけど、最早我々は全力で彼を支えていくしかないではないか。

私自身も、地方の公立中学校の卒業です。中学校の、不可思議さ理不尽さ自分なりの成果を認めてもらえなさには嫌な思い出も多いです。なんだよ内申点って。テストの点を差し引くほどの価値があるのか?(←おっと、本音がw)私には、“内申点”というものが“人質”という以外のどう言う側面があるのかについてはいまだ理解できておりません。

そんな評価システムとの相性度に関しては、まさに対極にいそうな息子です。息子の中学校生活も、本当にどうなりますやらと思います。

だけど今回、私は入学前に中学校の先生方と話し合えて少し安心できました。次に繋がる、良い面談が持てたのではないかと思っています。

息子の中学校生活はまだまだ未知数

周囲の大人が散々心配をする進学へ

東京都内でも都心部のど真ん中に暮らす我が家の息子は、いろいろあって(←本当にいろいろあった、私の力不足です🥲)中学受験はしませんでした。春からは、地域の公立中学校へと進学する予定です。

率直に言って、すでに心配事は山積みです。

小学校への不登校の状態が長いので、そもそも中学校への通学は可能なのかという極めて原始的な部分からして心配です😨

それは決して私だけではなく、息子の主治医もずっと心配されています。

医師
医師

6年生、不登校。(心理検査の結果を見ながら)公立中学校はまぁ難しいでしょうね。君は他の大多数のみんなとはモノの見方の視点が違う。それが君の現状だ。

医師
医師

今からでも、どこかの中学校を受験をする気にはならないかな?

『今からでも、』とそう主治医が仰ったのは昨秋も深まる頃でした。受験をするなら本当の本当に最終であろうというリミットでした。だけどどうにも息子には、大人の心配は伝わらず😭(↓)。

小学校のスクールカウンセラーさんも、教育相談の心理士さんも、ずっと彼を心配されておりました。

教育相談の心理士さん
教育相談の心理士さん

教育も変わって来ているとはいえ、公教育は未だ“会社への勤め人”を養成することが想定されたままです。個性としてそれが合わない子には、苦労をすることもあるでしょう。

どんなに周囲の大人に言われども、それでも息子は動きませんでした。彼は自分の納得しないことはしないのです。それが彼の特性です。

しかしそれらも全て、今では完全に過ぎた話となりました。私にもすでになんだか懐かしい話だとさえ感じています。

だいぶ前になりますが、息子は以前に中学校への登校意欲の根拠についてこんなことを話したことがありました。

息子
息子

中学なんだからどこでも大体一緒でしょ。だって!中学では小学校では習わなかったことが習えるんだよ!それは絶対にそうなんだから、どこに行っても絶対に面白いに決まってるでしょ!!

それはそうかもしれないが、あなたの進学する学校はあなたの期待に応えてくれるかはわからないよ(言わんけど)。

情報を持たないあなたはきっと知り得なかったのだろう、きっと想像もつかないだろう。

受験をして、精一杯に手を伸ばした先に進学する私立中学校には、もしかしたらあなたにとってより良い環境があるかもしれないことを今のあなたはただ『知らない』の。だから、今の私がそんなあなたに中学はどこも一緒ではないことをどれだけ言葉を尽くして話したとしても、体験していないあなたはきっと理解しようともしないだろう。

一度だけ、私は彼に言いました。

私

中学はどこも同じではないの。実際に、労力もお金もかけて周囲のお子さんの多くが受験を目指しているでしょう。その先に得られる価値が存在する。それは事実だと思うのよ。

新しいことを学ぶことにワクワクするなら、実験や実習が多い授業をしてくださる学校などはどうだろう。それは私立だからこその授業だよ。

息子
息子

そんなのは、やりたい人だけやっているんでしょ。僕には関係ないよ。

授業内容に差もないでしょ。同じ中学校なんだしさ。

息子、動かざること山の如し。彼は自分の納得からしか動きません。“知らない”のだから動かないのは当然であるとも言えるのです。

親、医師、専門家、塾講師という彼の周囲の大人が口を揃えて言うことも、誰も本人に理解できるように伝えることができなかったことは大人側の力不足というほかありません。

そう。それらも全て、今では過ぎた話なのです。彼は内側からしか動かない、指図は効かない、自らの気づきを持ってしか彼は動かないことを今では私も分かっています。

中学受験をしなかったからこそ息子は回復した面もあるだろう

だけど一方、この間に中学受験の学習のための通塾や、毎日ぐったりと疲れながらも続けていた小学校への登校をすっぱりと辞めたことは息子の心を明らかに回復させたこともまた事実だろうと思います。

最近の息子は食事の量も増えてきたし、よく眠れるし、顔つきも少しふっくらしてきているし、家では妹とゲーム(←ほぼ毎日一緒に桃鉄をやってます)をしたりと大変明るく過ごしています。

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そのおかげだろうと思います。息子はこの冬は小学校の卒業アルバムの作成にも参加をしたし、最近にもPTAのクラス役員の方から連絡をもらい卒業制作のための映像作品にも自宅からですが参加をすることができました。この点は、とても素晴らしいと思いました👍

そんな視点で見てみると、息子を無理に走らせ続けて中学受験をさせるよりも、この時期にゆったりとした回復期を取ることができたことは長い目で見て良かったのだろうとも思っています。

それにさ、楽観的かもしれませんが、もしかしたら息子は周囲の予想に大いに反して(?)中学生生活を謳歌して、めちゃくちゃ上手くやっていく可能性だってまだあるわけです👍どう転ぶかはわかりませんよ。

とにかく進路は決定しました。周囲の大人は気持ちを切り替えて、春から息子が安心して通学するため今できる準備をしていかなくてはなりません。

教育相談を担当してくださる心理士さんも、大変心強いことを仰いました。

教育相談の心理士さん
教育相談の心理士さん

少なくとも、息子君本人の気持ちが前向きであることは大きいです。こちらとしても公立中学校との連携を組んで行くことをサポートします。

それは言えてる。心強いです!

周囲からの影のサポートを固めていくことは大切です。その主体は、もちろん親です、私です。

教育相談の心理士さん
教育相談の心理士さん

入学前に必ず中学校と話し合いの場を持つべきです。

小学校のスクールカウンセラーさん
小学校のスクールカウンセラーさん

小学校からの申し送りもしますが、必ずご家庭から中学校に事前面談の申し込みをしてください。時期的には、高校受験シーズンが落ち着いた頃なら中学校も余裕があるので良いでしょう。

私は地域内の別の公立中学校のスクールカウンセラーもしておりますが、こういう子が入学してくると事前にわかっていた方が中学校としても良いでしょう。

承知しました。しかるべき時に、まずは面談を要するようです。複数の方から心配されまくっていますね🤣

だけどこちらの都合で事前に面談することが、実は中学校にもメリットがあると言われたことは私にとっても心強いことでした。

2月末のことでした。中学校に面談の申し込みをさせていただきましたところ、二つ返事で快く面談時間をとってくださることになりました。

どこまで何を話すのか

進学先の中学校との事前面談の日時が決まりました。

その際に、どこまで何を話すのかは、私には少し難しい問題でした。

息子の新しい学生生活は、まだ始まってもいないのです。それに対しどこまで想いを馳せながら、どこまで配慮を求めるべきなのかが私には“程よい感じ”がわからなくてしばらく考え込んでおりました。

それについては、当サイトで下記の記事(↓)を書いた時にいただいたたくさんのアドバイスをとてもありがたく感じました。

例えば普段のノート提出に関しては、学校に聞けば教えてくださるが、それはそもそもが流動的な評価軸である可能性もあるということを教わりました。なるほど、そういうスタンスで良いらしい。

Sさん
Sさん

中学校のノート提出については、こちらでは同じ区立の学校でもノート提出の意味合いが少しずつ違うと聞いています。各教科によっても違うし、年度によっても微妙に違うことがあるようです。この辺りは学校に聞けば当たり障りのない程度は教えてくれると思いますが、あくまで概要を聞くだけと認識していたほうがよいです。

また、お仕事で日頃から教育支援に携わっておられるというKさんからいただいたアドバイスは、今後の段階を見据えてという想像しやすいもので助かりました。

Kさん
Kさん

困ってます→対応までは一度ではいかないと思っておいて、1回目は状況説明(相手の話を引き出す余裕感を持って)、2回目に互いのアイディア出し、3回目でいよいよ…、というくらいを考えておくと良いかも。

なるほどだ。一度で結論までをカチッと固めなくても良いのですね。そう思えれば、自然と力んでしまっていた私の肩の力も抜けたよう😊

他にも色々とアドバイスをくださった方々、本当にありがとうございます✨

また、専門家の息子の支援者の方々からも“ここだけは押さえてポイント”に関するアドバイスを事前に聞くことができました。

小学校のスクールカウンセラーさん
小学校のスクールカウンセラーさん

事前面談の際、入学後すぐに中学校のスクールカウンセラーさんに繋いでもらうように話しておくと良いでしょう。年度が明けると人事も変わるかもしれないので、入学後で十分です。

臨床心理士さん
臨床心理士さん

合理的配慮と言っても、発達障害の枠組みなどで特別扱いを要求しているわけではないことは理解してもらってください。

つまり、入学後に何かあっても柔軟に、力を合わせて一緒に考えて行ってもらいたいのですという姿勢を共有することができればまずは十分なのだろうと思います。

よっしゃ!まかせとけ!!張り切り!!

よーし、方針は上手く定まりました。ありがたいです。早速なにか資料を作って、まずは顔合わせの気持ちですね。

私

イメージが湧きました。行けそうです!

臨床心理士さん
臨床心理士さん

あ、お母さん。一応お伝えしておきますが、資料を作るなら簡潔に、をお忘れなく!彼の特性で学校生活に関わる重要箇所(白黒思考、興味の有る/無しで行動が大きく変わる、など)をA4なら1枚か2枚以下くらいで収めましょう。

先方が構えてしまわないように、力作はまだ必要ないですからね、笑!(←念を押されたw🤣)

おっとあぶない。ついつい力作を作るところでした😅こちらの支援者の皆様方は、息子の特性のみならず私のことも理解していただいており助かります。

そうして私はA4用紙に1枚分(←裏表で実質2枚にはなったけど)の資料を作って印刷し、当日は時間より少し早めに中学校へ着くようにとリラックスして楽しみにしながら伺うことができました。

少し長くなりましたので、面談時のエピソードは明日の記事にて更新させていただこうかと思います。

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