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内申書の“重み”は今後変化するのか

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徒然思うこと

みなさんこんにちは✨

高校受験といえば、内申点。現代では中学受験でもそうかもしれない。

あぁ私なんて、『内申点』という言葉を聞くそれだけで今だにすごーく嫌な気持ちになってしまうのですが、皆様におかれましてはいかがでしょうか?😅

もう30年近く前ですが、中学生だった私にとっては“内申点”“人質”以外の何者でもありませんでした。私は本当にその存在が嫌でした。実際に、何かがあって担任教諭などに意見をすればそのお返事は『内申下がるぞー』と言われたこともあったことを覚えています。なんじゃそりゃ、下げるのはお前だろう、ホンマに“人質”。だから子供は文句は言わず大人の言うことを聞いておけという抑圧でした。

中学生だった私自身は学業の成績自体はそれほど悪くありませんでしたが、高校受験の際にはやっぱり『内申点が足りないから進学校への受験はできない』と言われました(↓)。

まぁいいの。私の場合はそうして進学した比較的新しい新設校への進学が、今の私を形作る最高の友人や恩師達との出会いの場となったのですから、結果オーライってことでむしろ感謝もしたりして👍

だけど私は、やっぱり“内申点”には嫌な思い出が多いです。

本当に“あんなもの”、一体何のために存在するのかと私はずっと思っています。

私の息子は地域の公立中学校へ通学する中学1年生ですが、彼が入学前に開催された学校説明会に参加した際には、たくさんの保護者の方から『内申点の評価方法』についての質問が多く出されておりました。

それらの質問のほぼ全てが内申点の透明性や客観性についてを問うものであったことは、すなわち、私が子供だった時から30年近く経った今においてなお、内申点というものの人質性、その採点への疑念や不信が残っているということを意味するのかなと感じたこともありました。

本当に、一体“内申点”というものは誰の何のどんな利益のために存続しているのだろう。

と、そんな前置きはさておきまして。

今年度、広島県においてはかねてから議論されてきた“公立高等学校入学者選抜制度の改善”案から決定された新しい入試スタイルが、令和5年度入学者を対象に初めて実施されています。つまり、今の広島の高校1年生達が受けた入試がそれのよう。

今月になってその成果と課題という資料が公開されておりましたので(↓)、今日はその共有をさせていただこうと思います。

ちなみに、入試制度がどのように変化したかはこちらの動画がとても率直で分かりやすいと感じました(↓)。

【アーカイブ版】中学生対象!新入試WEB説明会(広島県教育委員会)

広島県の高校入試は、具体的にどう変わったか。

  • 調査書(内申書)の重みが激減した
  • 先生が書く所見欄(出欠席や人物評価等)を廃止して、自ら5分以内に自由に伝える“自己表現”が導入された

書類でも動画でも言及されておりますが、その変化の主軸としては、やっぱりいわゆる“内申点”制度があるせいで生徒達は望まれるように振る舞うように縛られていることが問題視されてのことのよう。

説明動画の中でも触れられていましたが(←13:00頃ですね)、パブリックコメントの募集時において、

『内申のために生徒会と部活をやっていたけど、本当は学外で違うことをやりたかったんだ』

『内申にビクビクして好きなことを諦めた』

そんな事例も多く寄せられていたとのことで、

ますます内申点って、なんじゃそりゃとしか言えません😩

ますますそれは、誰の何のためにあるのだろう。

これに対する成果としては、95%以上もの受験生(現高校1年生)からポジティブな回答を得られたということでした。

受験生
受験生

いつもは自分のダメなところばかり目にいっていたが、自分の良さはなんだろう???と取り組むことができた。

もちろん課題も見出せたようであり、それらを踏まえて広島県では『一層の改善を加えてより良い入試を目指していく』と、そんな言葉は力強く感じました。

 

多くの生徒さんが前向きに入試に向かうことができるのであれば、それは本当に素敵だろうと思います。

調査書(内申書)の作成のための教師の負担も減る上に、

さらに言葉を恐れずに言うならば、教師から見た各生徒の“好き嫌い(いわゆる人間同士の相性というヤツですね)”に基づく評価上での謎のバイアスもかからない(のか?本当に?分からんけど。)ので、その点数の客観性や透明性も少しは担保されるのかもしれません。

この報告を拝見し、私としては個人的には、今後はきっと全国的にもこの流れになっていくと感じました。

そう。内申点はおそらくゼロにはならないだろうが、その重みはグッと減る方向へと進むだろうと思います。

だけどどうか、その入試制度の改善という名においても、私には絶対に見落として欲しくないと感じる点もありました。

心配であるのは、たとえ95%以上もの受験生(現高校1年生)から好感触であったという反応があったとしても、残りの5%はどう感じたかが極めて重要だということです。『多数派が納得すれば他は切り捨て』では困ります。そこに相談の余地を残すことが多様性の原点だろうと思います。

例えば、私自身が中学生の頃、私には場面緘黙症がありました。もしも自己表現というものが必須であってその配点も高いものだとするならば、当時の私は高校に進学できなかったかもしれません。テストは人並みに出来ていても、人には個々に得意不得意があることを前提とした評価形式にはして欲しいとは思います。

 

私にとって直近での関心は、息子が高校受験を迎える2年後までには、一体どこまで支援や理解のあり方が広がっているかということです。

昨今では、メディア等でも“ギフテッド”というワードがよく取り上げられて、学校の先生方への情報支援も始まってきたとは思います。流れは出来てる。私もその一端でも担いたいとは思いながら、できることから何らかの活動を開始したいとは思っています。

加えて、私は場面緘黙のお子さんの環境調整にも大きな関心を持っています。私自身も経験者であり、6歳の娘も当事者です。

そして世の中には、もっともっといろいろなお子さんがいるでしょう。

広島県の改善制度は良いきっかけだと思います。もっともっとあちこちでいろいろな制度を試してもらって、いろいろな知見を集めて欲しい。

その中で、もしも子供の特性やニーズが制度と合わないときには速やかかつ当然に配慮や対策が講じられればOKです。

その、“当然に”って大事かも。変な特別感を出さないでさ、『へー、君はそうなんだね、じゃあこうしてみようか?』くらいな感じで受け入れられればもっといいなと思います。

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