みなさんこんにちは✨
今日も当サイトを見にきてくださり、ありがとうございます✨
やっぱね、疲れたら速やかに休まんとあかんで!
今日は私が改めて学んだ“休むことの重要性”を、みなさんと共有したいと思います。
プロはしっかり休むのです。それをどうして素人が休まずおれようか。
大切なのは私たちの健やかな人生です。仕事は人生を豊かにはするものに過ぎず、仕事が人生ではありません。
体調不良で1ヶ月程度お休みです
先生の不在
新型コロナウイルス感染症の流行に伴う一斉休校(2020年)と、その環境変化により惹起された息子の異変は我が家に大きな混乱を引き起こしました。同時に私の実母が倒れ、介助が必要になりました。
本当に怒涛の数ヶ月でした。
その年の7月になり、私はついに自身の心身に重大な不調があることに耐えきれず、ようやく、やっと、倒れ込むように近くの心療内科へ駆け込みました。
以来、私は今現在なお、服薬や状況の相談のために同じ心療内科に通院することを続けています。現在は私の状態はだいぶ落ち着いてきていると思っています。ですが私は昨年の出来事をきっかけに『自分自身のメンテナンス』の重要性に気がつきました。本来は心身に不調をきたすほどの強いストレスへの対処法は逃避や撤退以外に無い(と私は思っているし、たぶん真理)のですが、少なくとも私は息子の特性や彼が出会いうる困難等から逃避することは出来ませんししたくないです。この先にどんなことが起こったとしても、私は必ず息子を支え、自分の足で自立するまで見守っていきたいと思うのです。
そのために私は自分自身のメンテナンスを重視します。それは非常に合理的であるし、聡明な手段であると今の私は考えています。
さて、そんな心療内科で私の主治医は比較的お若い(と言っても30代かな)男性です。昨年の私の状況をよく聞いてくださり、心が軽くなるような適切なアドバイスをいただきました。また、私が退職する時には産業医との連携を支えてくださり、柔らかい話し方が聞きやすくてとても頼りに感じています。
この時、私には心配なこともありました。
私の実母は、長く精神疾患を患っています。
私は、精神疾患を患う私の実母が服薬を重ねるごとに無気力になったり、かと思えば時には激しく感情的になって暴れたり人を罵って騒いだりなどを目の当たりにしてきた経験があり、そのため私は精神科で処方されるお薬を服用することにものすごく大きな抵抗がありました。
私がもし、子供たちの前であんな母のようになったらどうしよう。
身も蓋もない言い方ですが、当時の私が最も恐れていたことはこれでした。
私も、母のようになるんじゃないか。
そして母のように人生の数年、10年以上、長い長い時間を、精神科の閉鎖病棟の中で過ごすことになるのではないかと、私はただただそれを恐れていました。
心療内科の主治医はそんな私の恐れに寄り添い、支えてくださった人だと思っています。
それでも嫌なものは嫌だ、怖くてたまらないのだと恐れる私の話をよく聞いてくださり、これだけは服用して欲しいが最低限の容量で、代替案としてこうしてみようなど、様々なやり方を模索してくれました。
調子が上がってこれば私は『最近は朝まで眠れます。食欲もあります👍』と報告するために、さらには主治医の『よかったですねぇ〜♪』と仰る笑顔を見ることを楽しみにすらして、私は通院を続けてきました。
だけど11月の通院時、そんな主治医がご不在でした。
代理の医師のお話によると、体調不良のためにまずは1ヶ月を目処に休職することになったのだということでした。
プロだからこそ休むのだと感動した
その日、主治医が不在で私はかなり残念でした。あるべきものがそこにないという寂しさでしょうか。
だけど同時に、さすがプロ、決断が早い!と頭を打たれたような大きな感動を覚えました。
2020年の7月頃、最初に心療内科に駆け込んだ私に主治医は“2ヶ月間の休職”を勧めました。だけどあの時の私はこれに大きく動揺しました。
『2ヶ月も、休めません。休むべきだという話は分かるが、私は長くて1−2週間くらいをイメージしていました!』
ととっさに反論したくらいです。(←浅はかでした😅)
だけど医師は私の訴えをあっさり棄却し、眉を顰めて、
1−2週間じゃ、なんの意味もないですよ。最低2ヶ月は休んでください。
と言いました。そして私は『考えてみます』と言うことで一旦それを持ち帰り。
そのまま私は、いよいよ自分が働けない状態であると思い知るまで、本当に動けなくなるまで休職を決断できずにいたのです。
この日、私は主治医の不在を聞き、あの時の自分は本当に浅はかで何も知らなかったのだと改めて深く反省をしました。
私は今あるものを手放したり生活のペースを崩すことを過分に恐れて、真っ先に必要だった『自分を休める』という判断が遅れたのです。全て私の無知によることだったのだ、そして状況を悪くしたのだとジワジワと後悔が湧いてきました。
だけどやっぱり主治医はさすがである。
プロだからこそ、休むのだ。
11月の診察日に私の主治医が休職中だと知った時、私は心の奥底の方から湧いてくる後悔に加えて、『プロってやっぱりすごいんだな!』と感動しました。
すごい!本当にすごい!尊敬だ。やっぱり休養はとても大事なことなんだ!
その日、私は新しい納得を得てひとまわり成長したように感じられて、心軽やかに帰路につきました。
ちなみに12月になって最初の診察日には主治医は復職しておられました。
今後ともご無理なく、どうかお大事になさってくださいね。
ええ、人間ってのは、全力疾走はし続けられないんですよ。
細くとも、長くやっていく視点が重要です。
ところでさ、日本人に多いのだろうと思いますが、どうしても休むことに抵抗を感じる人がいますね。
プロが勧める休職を、どうして受け入れづらいと感じるのでしょうか。
私もそうであったけれど、仕事のペースを崩したく無いとか、周りに迷惑をかけるのではという気持ち、復職した時に居づらくなるのではという謎の圧力がそれを受け入れづらくさせるのだろうとは思います。
だけどさ、会社員であれば休職制度が設定されている職場が多いよね。これは既存の制度でしょ。決して“自分だけが”使うわけではないのです。
引け目に感じる必要は全然ない。もともと、初めから、最初から存在している制度ですから堂々と使ったらよござんす。休職中には傷病手当金が受け取れます。それも堂々と受給したらよろしいです。全て組織が責任を持つので、個人レベルで損をする人はおりませんし、誰からも文句を言われる筋合いなんて無かったのです。
学校もそう。義務教育だろうがなんだろうが、学校に相談しても十分な配慮が得られず子供自身が学校に後ろ向きであるならば遠慮なく休ませたほうがいいと思うし、当人のメンタルを守るほうがよっぽど重要なことだと思っています。
長く自分らしくあるための制度は躊躇なく利用して良いものなのだと、私は改めて知りました。
プロの精神科医がこんなに休養を重視しているのだから、やっぱ休まなあかんのです。素人がごちゃごちゃ考えることではないのですね、本当は。
そんな気持ちを、ぜひ多くの方と共有したいと思います。
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