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モノはあるけど、コトが足りない子供たち

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成人ギフテッド母の成長記録

みなさんこんにちは。
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そういえば、私がこの春から高校教諭の仕事を始めて学校現場のお子さんたちと接するうちに、どうも常々感じていることがあるのです。

最近のお子さんって、なんだか“経験”が足りていないんじゃないかな?というささやかな感覚です。

これね、どうやら決して私だけの印象ではないみたい。

例えばほんの一例ですが、こんなことがありました。この夏私は勤務校の生徒さんを、科学系の部活動の中で行った探究成果の発表のために、北海道へと引率のため付き添って出張に行ったことがありました。もちろん羽田から飛行機で。

その際なんと、その生徒さんの全員が、こう口にしていました。

高校生1
高校生1

私、飛行機が初めてなんです。

私

へー、そうなんかー。

すると続いて私もです僕もです、となんとその場の全員が同じことを言うではないか。

私

嘘でしょ!?どうして!?

いやいや、びっくりしちゃったよね。複数人の高校生が口を揃えて飛行機に初めて乗ると言うのだから。

驚いた私は、後日職員室でこの話を投げかけました。すると他の先生もまた、同じ感覚を持ち合わせていると言いました。

社会科の先生
社会科の先生

そういう生徒は多いですね。最近特にそう言う子が多い気がします。パスポートをもともと所持しているという子も本当に少ない。

本校は修学旅行が飛行機の距離ですが(海外も選べる)、搭乗前には怖いと言う子も何人もいるし、離陸の際には生徒から歓声と拍手が沸き起こってくるんですよ。大人世代から見ればちょっと異様な光景だと思ってしまうこともあります。

そうなのか。どうやったらこの令和の時代に17歳まで飛行機に乗らずにおれるのだ?(←※あくまで私個人の感覚です)

それでもさ、高価なスマホはみんな持っていたりするんだよ?

推し活とやらも流行っているし、YouTuberなどの発信者にも詳しいし、彼ら彼女らは画面の中のことはいろんなことを知っています。皆が新しい学用品を持っているし、タブレット端末も持っている、この酷暑なので小さな扇風機も皆が持ち、可愛い流行りの雑貨もたくさん持っています。

だけど海外に行ったことがない、飛行機に乗ったことがないと言う子がたくさんいます。私が勤務する私立高校はそれなりの進学校であるし、ご家庭の経済力もないわけではないのだろうと思うのに。

何かをしたいとか、どこかへ行きたい、自分の力でやってみたいという自発性は、きっと経験に支えられて育まれるものだと思うのですが、今の高校生くらいの年齢の子にはそういうものが足りていないんじゃないだろうかと誠に勝手ながら感じることが続きました。

私

なんというか、この子達は、モノはあるけど、コトが足りていないって感じでしょうか。

社会科の先生
社会科の先生

本当にそう!うまいこと言った!!

そこで別の先生も言われました。

年配の先生
年配の先生

私もそれは思っていて。不登校や意欲低下もそういうことと関係があるんじゃないかと思ってて。

うちは孫がたくさんいるからね、そういうことにならないと良いなと思っているから、うちは畑になんでも植えたり、川にも連れて行ったりね。この前もみんなでトウモロコシをもぐ競争をしたんだよ、焼いて食べて、トウモロコシの皮で工作をし始めるチビもいてね、楽しそうにやってたよ。

だけどこういう機会は今はもう、親が誂えたり、またはお金で買わないと得られなくなったものなのかもしれないね。

なるほどね〜、体験はもう、与えられて消費される商品となってしまったのか。
私

そういえば、先日の飛行機の出張でも、全員が親御さんが羽田空港の手荷物検査場まで送り、帰りも手荷物受取所まで迎えに来ておられましたよ。

高校生の年齢なのに、自分で電車を乗り継いで羽田まで来る子も、自分でチケットを見て空港内をウロウロする子もいないということでしょうか。

親の献身というやつでしょうか。それとも子供が「羽田まで乗せていって」と求めたのか。それが良いのか悪いのか。義務教育も済んだ半分大人の年齢なのだからそれくらい自分でさせろよななんて思うのは、私がその子とは関係ない他人だからなのでしょうか。

 

反論を挙げれば、『子供たちは忙しい』ということもあるだろうとは思います。

小さい頃から学童に通い、塾に通い、偏差値という数値の輪切りの上ではみ出し禁止令が敷かれた今の学校という枠の中で子供たちは、“与えられた正解”の中の一つを選び取ることが当たり前になってしまった、そういうことかもしれません。この夏休みも部活動や補講などでしょっちゅう学校に来ていた子も多いと聞きました。

そうするうちに、自分はこうしたいという主張の力が弱くなった。自分で決められない子供も多くなった?

今では大手で管理職となった友人が嘆いていたことも、関連するかもしれません。

友人
友人

最近はさ、退職代行?っていうので辞める子が本当に増えたね。もしくは親が電話してきて「うちの子辞めます」と言ってきたりすることさえある。

「辞めます」も自分で言えない子が増えたのは、コミュニケーションの上でもなかなかヤバいよね。

私

退職代行って、知ってたけど、誰が使うの?って思ってたよ。よほどメンタルがやられて動けなくなってしまった人とかが使うのかと思ってたけど、違うんかい!?

私

辞めますって言いさえすれば、もう次の日からこなくて良いんだから(←流石にそれはないか、笑)えいやっと言って仕舞えば良いのにねぇ。

だけどそれも、なんだか今の高校生を見ていると「そうなのかもしれないぁ」と思えてくるようになりました。

もちろん子供には個々に気質というものがあります。

気弱な子もいるし、人と関わるのはあまり得意でない子もいます。気質はある、気質に抗うことはできないけれど、それでもやはり今の子供達にはコトを成した経験が不足しているのではないだろうかと感じてしまうことがあります。

さらに言えば、進路選択を控えた子供の多くが口を揃えてこう言うことも不思議です。

高校生
高校生

家から出たくないから、近くの大学に進学したいです。

そうなのか。もちろんそれはあなたたちの自由だけれど、もっともっと外に出たいとは思わない?自分の力で切り抜けてみたいと思わない?

高校生
高校生

・・・?

実家が安全地帯なのは羨ましいリソースですが、私は「ふむ、そうなのかー」と勝手に思うばかりです。

 

あれをやりたい、これをやりたいって言うのはやはり、経験からくるものです。まだどうなるかはわからないけど、前回の記事でも触れた、娘の今の好奇心はまさに経験からくるものでした(↓)。

モノが溢れる時世において、

私たちの中国旅行も、もちろんツアーなども利用できたかもしれないけれど、私と娘はそうではなく、一歩一歩自分たちで情報を集め、頼れる人を探し出してプランを立てることを試みました。

実際には失敗もあったし、トラブルもあった、現地でウロウロ時間を要することもあり、無事に帰れて良かったと思う旅でした。それでも私たちは大冒険を乗り越えたと言う達成感を得られました。だからこそ、娘に今回学びへの好奇心が湧いた側面はあったのだろうと思います。

娘は今日もアプリで中国語の課題をやっています。好きでやれるのが最高ですね。

このまま少し口を出さず、経験からの好奇心が娘の中でどう育まれるかを観察したいと思っています。

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