みなさんこんにちは。
今日も当サイトへお越しくださり、ありがとうございます。
今日は、ここ最近の娘の話を記録しようと思います。
今、娘には経験に基づく好奇心からの新しい学びが生まれています。今夏から私と娘は少しずつでも独学で、中国語の学習を始めました。どうやら定着しそうです。

関心と学習開始のきっかけは、私たちのこの夏休みの長い中国旅行です。
幼いころからパンダ🐼が好きで、保育園の年齢からパンダのことを調べてはノートにまとめ続けてきた娘(現在8歳・小2・場面緘黙症)はすでにいっぱしのパンダ研究家とも言える子です。そんな娘の目はついに、昨今の日本から続々とパンダが中国へと返還されていく事態において、中国進出へと向いたわけ。

中国にパンダを観に行こう!
そうして私と娘はこの夏休みを利用して、中国、マカオ、香港へと、3か国4都市のパンダを巡る長い旅行に出かけてきました。初めて訪れる土地だし子連れだし、何より中国は日本から正確な情報が取りにくい(←本当に🥲)ので周到な計画にもアンテナのフル活用を要しました。
しかしながらその甲斐あって、旅はすごーく楽しかった!私もとっても楽しかったし、娘もきっと私以上に楽しんだものと思われました。この旅での娘は、決して親にただ連れられていくだけの子供ではありませんでした。彼女の主体的な関わり方には大きな成長を感じられ、随所で私は彼女のたくましさ、忍耐強さ、楽しむ力に深い感動を感じました。

中国がすごく良かった!大人になったら住みたいと思った!

一方で、この滞在中での課題はやはり“言葉の壁”だったと思いました。
私は言語は日本語(標準語、富山弁、北海道弁)を母語として、英語はまぁまぁ使える程度、中国語は本当に全くわからないという状態で現地に飛び込んでしまいました。もちろん準備はしていったけどね。
私たちが訪れたのは、香港、マカオ。中国は深圳市と広州市。
香港はほら、歴史的な背景のために街の人も概ね英語を話されますし英語のアナウンスも一般的で全く困ることはありませんでした。しかし、その他の都市ではやはり、言語は中国語のみが通用と言っても過言でない。もちろんね、ホテルや大きな駅ではなんとかなります。こちらが英語しか話せないとなれば、私たちはそのまま待たされて、待っていれば奥から英語ができる人がきてくれたりするからです。
しかしやっぱり私と娘だけで行動をした街の中では大変でした。マカオでは、言葉ができないことでタクシーの乗車拒否を受けたこともありました。バスの運転手さんに行き先をちょっと確認したくても、地図を指差して見せることさえ顕著に嫌な顔をされました。私たちは母娘の二人旅です、後ろ盾が限られる中、トラブルへの対応には緊張が走ってしまうのです。もちろん翻訳アプリも使えましたが、便利だけど、もどかしさもまた感じました。
困難への対策というだけではありません。
私は、私たちの関心をもっともっと楽しむために、この言葉の壁をどうにか乗り越えておく必要性を感じました。せめてもアナウンスや案内板、メニュー表くらいからは容易に情報を取れるようになりたいと。
そしてそれは、娘も全く同じ気持ちだったようなのです。帰国してしばらく経ち、娘からこのような申し出を受けました。

中国は絶対にまた行くよね(←決定事項、笑)。中国語の勉強はしておいた方が良いと思う。

私は娘に、経験に基づく好奇心が育まれ、それを土台に自発的な学びが生まれようとしていることに驚きと感動を覚えました。
これまでにも、私たちは中国語に関心を持ったことがありました。住まいの地域の図書館で、時々ボランティアの大人が中国語を教えていると聞きつけて見学に行ったこともありました(:中高年向けでして、入会を断念した経緯があります)。また、娘の同級生のお母様が中国出身だと聞けば仲良くなれないか画策したり、別のお母様は台湾のご出身だと伺えば話を聞いたり、しかしなかなか教えを頂くまでにはつながりません。英語を教える場はこんなにもあるのに、子供に中国語を教えてくださる場所はこんなに少ないものかと半ば諦めの気持ちだったことは否めません。
それでも今回、経験を通せばこそ、情報は得られてきて進み始めることを感じています。
広い中国の中でも、私たちが深圳市を行き先に選んだことには理由があります。
一つには、深圳市は、今や“中国のシリコンバレー”と呼ばれるほどのIT都市で、ちょうどそこには私の大学生時からの友人であり、今は半導体の技術者として活躍する友人がビジネスを展開しています(←私は理学部化学専攻を卒業しているので、こんな頼もしい友人に恵まれております✨)。
私と娘は彼とそのご家族を頼りにさせていただくこととして、深圳市を拠点として、中国の生活様式を現地で教わるための日数を調整の上確保してから行きました。ちなみに彼の語学習得はこのようでした(↓)。

あー、おれは本を読んで独学、今も仕事の合間には現地の教室に通ってるけど発音はやっぱり難しい。仕事は英語も使えるし、契約とかは秘書さんがサポートしてくれているから回ってる。

ラッキーなことに、私たちが中国を訪れた際に、彼が初学者の時に使っていたという書籍を一式譲ってもらうことができました。ちょっと場数を踏めばわかりやすく見えてくるから不思議です、良書でした。
二つ目は、ギフテッド児を育てるママであり、息子同士が東大でなされたギフテッド児研究の被験者同士でもある友人がかつて深圳市で仕事をしていたということで、いろいろと遠慮もなく話を聞くことができたのも理由です。

香港マカオも、是非行って!高鉄の乗り方もイミグレも簡単よ!広州はしっかり準備をしていってね!
余談ですが、このサイトを介してつながる保護者同士は本当に人材の宝庫やなと私はいつも思います。このサイトの周辺には、いろんな生き方をしてきたいろんな専門家が実は集っていたりします。ギフテッド児の保護者同士のお悩み相談の場とかが作れたらめちゃくちゃ強力なんじゃないかとか思ってる、笑。
そんな彼女が仰るには、彼女が勧める中国語習得はこうらしい(↓)

今ならアプリで十分よ!姪はDuolingoだけで中国語がペラペラよ👌やってみて!

これがなかなか良いですね。特に、音声がとにかくたくさん聞けるのが良いです✨
すでにだいぶ進んできていて、私は中国語の文法が、英語と照らして割とスッと理解できたことは収穫でした(←文法が英語に近しい感じ)。何よりも、日本語話者である我々にとっては漢字が読めることが極めて大きなアドバンテージ、他言語話者には厳しかろうの、分かるととても楽しいです。
感心するのは、私と同時期にアカウントを開設した娘もまた、自分のタブレット端末から毎日せっせと取り組んでいるようで、私とほぼ同じ進度で進んでいるということです。
さらにすごいのは、娘はまだ英語も理解しない上に、小学2年生だもの、学校では常用漢字もそれほどは習っていないにもかかわらず、常用漢字やそれ以外の漢字もどんどんと好奇心からの学びに支えられてこそ吸収していることでした。

え、この漢字も読めちゃうの?

自分で調べた(←兄の漢字辞典をもらったらしい)

本にも載ってた。
アッサリと乗り越えてくれとるやないかい!娘もまた割とよく本を読む子ですので、漢字の学習という視点でも相性がよかったのだろうと思います。
何よりも、今の私は経験からの好奇心、『好き!』に基づく自発的な学びが持つエネルギーの凄まじさには感心するほかありません。

你是我的妈妈、対不対?

対!

我是日本熊猫吗?笑!

不!你是日本人!你喜欢熊猫!

すげー、何言ってるか全然わからん。

たいしたことは言うとらん、気にしないで。
そんなくだらない遊びが我が家で気楽に成り立つことが、なかなか面白いのではないかと思います👍
文法だけはだいぶ馴染んできた私と娘ではありますが、次の課題は発音ですよね。中国語には、かの悪名が高い“ピンイン”というものがあり、『マー(→)、マー(↗︎)、マー(↘︎↗︎)、マー(↘︎)』でそれぞれ意味が全く異なりますよといわれるアレですね。難解すぎるだろ、笑!とは思うけれども、まぁ日本語で言うところの「橋と箸」、「雲と蜘蛛」みたいなもんやよな。慣れるしかないのはなんでもそうなの。失敗しながら覚えていけば良いと言う、それだけの話でしかありません。
さぁこれからの我々は、二人でどこか実践的な会話をできる場を求めつつ、伴走の指導者探しをする段階に移行しようとしています。どこか良い場があれば良いな。なくても独学で頑張れそうだし、全ては巡り合わせです。
次はいつ、中国に遊びに行けるだろう。腕試しにもなるだろうか。
視野が広がる、好きに支えられた学びの凄さをまさに痛感しています。好きでやれるのが最高なんです。それが経験からくる学びというやつなんですよ。

ーーー書籍紹介ーーー
娘が幼い頃に欲しがって買い与えた書籍です。これまでは眺めていただけだったけれど、今また引っ張り出してきて読みました。内容的にはとても偏っているけれど、それでいいの。なぜなら人は『好き!』からの学びしか深めていくことはできないのだから。
コメント
Duolingoおすすめです!
私は、スペイン語
高校生の娘は、フランス語と中国語
を現在、実践中です。
Duolingoはアメリカ発のアプリなので、
元言語を日本語で勉強すると、単元が少なくなりがちです。
元言語を英語にすると、中国語はかなり単元が多くなるはず。
私は、英語でスペイン語を勉強しております。
欧米系の言語は、英語で勉強すると相性は抜群です。
なおみさんもよければ試してみて下さい。
えー!そんな裏技的なことがあるとは!!
元言語の設定、どうやるんだろ。あとで見てみます!
あ、私はそれでいいけど、娘にはまだハードルが高そう。全ては一歩一歩、ですよね。