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中学生:僕に学校は必要か?

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不登校

みなさんこんにちは✨

小学校での違和感を募らせ不登校を経験し、残念ながら中学受験にも辿り着かず(その意義を伝え切れなかった親の力不足でした😞)、地域の公立中学校に進学した私の息子(:凹凸の大きな高IQ児)は、再び学校から足が遠のいている状況です。

今年の4月。彼は小学生での完全不登校から中学校へと進学しました。それでも息子はその入学時には本当に大きな勇気を振り絞り、そうして中学1年生の半年間は彼のペースでなんとかかんとか登校を続けてきましたが、

学校での1日を過ごすことにぐったり疲れ帰る日々、

周囲との違い評価軸への不適合など、

それらが徐々に浮き彫りにもなり、

彼は全力で頑張っているのになんだかベクトルの方向性はズレていそうで、だんだんと違和感が募ったのかもしれません。

私には想像することしかできませんが、そうして様々なことが組み合わさって、中学校に通うことがだんだんと彼にとって負担になっていったのだろうと感じています。

息子は、中学1年生の10月から、学校に足が向かなくなってしまいました。その当初には息子にとっても何かしら思うところがあったのだろうと思います。いっときは彼も不安定になりましたが、比較的短い時間でそれを乗り越え、今の息子は心身ともに元気であることは幸いです。

彼が学校を休み始めた頃からも、担任の先生にはよく気にかけていただきました。

担任教諭
担任教諭

柔道着の購入はどうしますか?修学旅行の積立も始まりますよ。

息子
息子

買いません、行きたくなったらその時に考えるので今はいいです。

はっきりと意思表示をしているのは素晴らしい。自立の兆しか?よろしいよろしい。
私

そうだねぇ。あなたはもう学校への気持ちは完全に離れてしまっているのかい?

息子
息子

うん、そうだと思う。すごく疲れてしまうし、友達もいないし、正直面白いことはないんだよね。

私

だったらこのままズルズルと休むのではなく、一度きちんと学校で先生と話をしたほうがいいと思うよ。

息子
息子

そうだね、分かった。

そうしていったんの区切りとして、『当分は登校をしないです』という面談に行ってきたのが12月の半ば頃のことでした。

 

『すごく疲れてしまうし、友達もいないし、正直面白いことはない』

→では、学校からは離れましょう。

って、そんな私の受け入れは、もしかしたら見る人が見れば“甘やかし”とかにも映ったりもするのでしょうか?

そう思う人は思えば良いけど、敢えて口に出すのはやめて欲しいな🤫よそはよそ。うちはうちなりの最善で、精一杯に彼を育てていきたいという考えです。子には子の、親には親の、家庭ごとにもそれぞれ個性や背景や文化があって、“普通”というものの真似をしさえしていればうまくいくわけではないことくらい私は重々分かっています👍

息子の立場にも立ってみました。

時間は何より貴重です。彼の“時間”は、そこで有効に使えているか?

あんなにも毎日ぐったりするほど疲弊して、朝8時から夕方4時までの8時間労働裁量無しかつ無報酬。さらに加えて自分なりに頑張っていても一義的な評価軸で低評価

…大人であればそんな仕事は即刻退職届を叩きつけて辞めるレベルだよな🤔と思ったし、辞められなければ心の健康を害することは明白です。

私

無理はないかもなぁ。

と、思えてくるから仕方ない。私は息子の健やかな心身の成長を守りたいし、守るためならなんでもします。もっと社会は多角的に出来ていることを、私も少しは知っているつもりです。

 

面談の話に戻ります。私が声をかけたこともありますが、その面談には夫も参加すると言いました。

夫

行くよ。区切りだろうし、同席しよう。

担任教諭
担任教諭

当日はスクールカウンセラーとスクールソーシャルワーカーも同席します。

おぉ、何やら勢揃いになりました。

その場において、息子は『当面の間、学校にはきません』と自分で話しを切り出しました。

私も続けて『以降は無期限で欠席をさせていただきますが、戻りたい時には戻れるよう、連携は維持させていただきたい』と話をしていきました。

今後息子が長期欠席をするという意思決定を私たちがしたことに、学校の先生方はいくらか驚いておられたようでした。

それは前回の面談では、話の中心は息子にとってなるべく無理のない学校参加、評価におけるできること/できないことや互いの工夫にあったためだと思います。

スクールカウンセラーさん
スクールカウンセラーさん

ご家庭内で納得されてのことであるとはわかります。長期欠席の方へ舵を切られるとは、どのようなお考えの変化でしたか?

そのように率直に、話は進んでいきました。

そうですね。私も、現実として高校受験がある以上、理解力と学力だけは高い息子にある程度見合った成績をつけていただきたいと思ってた。

だけどあの、普段からの息子のぐったりした疲れ具合を思い返すとどうしても、そうまでして…という思いがふつふつと湧いてきてしまったのです。そう彼をぐったり疲れさせてまで小テストを毎回受けなきゃいけないか?とか、書かなくても学べる息子に苦痛に感じるノートなどを書かせてまでノート提出の評点をつけて欲しいのか?とか

つまり、合わない場所に必死に合わせて疲弊してまでも、私たちは本当に“そこで得られるもの”が欲しいのか?と、私たちは考え込んできたのです。

私

それでも、登校できた半年間は私たちにも気づきと発見の連続でした。

彼は4月に心を奮わせ入学し、前期の半年間は登校日数の3/4以上を通学し、中学校の学生生活というものを体験することができました。運動会にも校外学習にも合唱コンクールにも参加ができたことは宝となる思い出です。頑張って頑張って、ずっと息子はアクセルをベタ踏みの状態でしたが、そこまで頑張ればこれくらいは出来る子なのだと私たちも分かったし、彼の成長をとても嬉しく思ってきました。

 

だけど今、彼は息切れをしてしまっています。本当によく頑張ったのです。そして、このことは私たちにとっては入学前からの想定内のことなのです。

私

ここで、『今の彼に必要なものはなんだろう?』と考えました。それは、再び疲弊する学校に戻ることではないだろうと、そう思い至った次第です。

私

息子は今、自宅で明るくとても快活にすごしています。人は誰しも、心が健康でないとスタートラインにすら立てないものです。特に息子はいっそうその傾向が強い子供ですから、今は息子の心身の健康を優先させたいというのが私たちの考えです。

スクールカウンセラーさん
スクールカウンセラーさん

そうですね。良いお考えだと思います。

ええ、お陰様で。
担任教諭
担任教諭

よくわかりました。ただ私としては彼の生存確認をすることも仕事ですので、月に一度ほど本人に、たとえば職員室までその月のプリントを取りにくるなどしていただけるとありがたいです。

私

第何週の何曜日の何時、まで決めてください。見通しの立つ習慣になれば出来ると思います。

担任教諭
担任教諭

なるほど。

息子
息子

それならまぁ、やります。

私

何かあれば連絡しますし、先生もどうぞご連絡くださいね。登校することの意味や意義が見つかれば、学校に戻りたいと言う日も来るかもしれない。その際にはどんな形の復帰にするか、またこの場の皆さんで相談させていただきたいと思っております。

そうして面談は速やかに終わり、息子は今後は無期限で学校をお休みすることになりました。

いつまでかは、わかりません。彼次第になるでしょう。流れのままに、任せていくしかありません。

流れのままに、そのような中で今の私が何より大事にしていくべきは、

今の息子に必要なことはなんだろう?』と、問い続けていく考え方そのものだろうと思っています。

それは息子にも伝えているし、話しています。それを自分で探して生きていくという気概を持てということです。

今のあなたに必要なことはなんだろう?

息子
息子

今の僕に、学校は必要なのかなぁ?

どうだろうね、わからないよ。だけど絶対に言えることは、学校からいったん離れてみてこそ分かることもあるってことだよ。それで戻りたくなったら戻れるし、まだまだなんとでもなるんだから大丈夫。

だけどね、なにせ今の社会では学校という場の存在感はとても大きいものだから、学校に行かないと大変なことになるぞって思っている人も当然いるし、そう脅されたり思わされちゃうこともあるかもね。それは覚悟しておいて。

それでもさ、学校では教わらないことだけど、生き方は決して一つじゃない。実際に、必死に合わない場所にしがみついて生きるより、必死に自分で合う場所を探していく生き方の方が一般的さ、多くの大人はそうしてる。そしてそのスタートラインに立つ時はいつだって、心が健康でないと始まらない。

私

あなたの人生はあなただけのものなのだから、人は人、自分は自分と割り切って、思い切ってやっていくしかないと思うよ。

だけどどうか、心と体の健康にはいつも気をつけているように。これは大人になっても絶対にずっと約束だよ。

そうして。

息子の中学校生活にはいったん区切りがつきました。怠惰にマイペースに、しかし快活に過ごす息子は家事をこなして少しだけは学習もして、調理のためにキッチンに立つことも増えているし、動画やら何やらで1日のiPadの使用時間が6時間を超えたりしては注意されることもしょっちゅうですが😩、心は元気な様子です。そうすると、落ち着いて話し合える時間も増えてくるから良いものだなぁと感じております。

私

学校行く行かないに関わらず、お母さんとしては『人とのつながりは大切だ』という考えに変わりはないので、外に出る機会や経験や場を作る意識を持つことは今後も絶対に譲れない条件ですからね!

息子
息子

えー、働くってこと?でもおれまだ中学生の年齢だし。

私

なるほど。まぁお母さんもアルバイトは社会勉強にはなったしな🤔

働く経験がしたいなら、お母さんのお友達の何人かにでも聞いてみようか?

とかなんとか、似たもの母息子がダイニングテーブルであーだこーだと喋っていると、通りすがりの夫が笑って言いました(↓)。

親父
親父

違うでしょ!笑

お金を払ってでも、人との繋がりを得なさいよという話でしょ!

おー、そういう話だ。親父もたまには良いこと言った。
親父
親父

なんで働くことになってんの、脱線してんじゃん、油断も隙もない、笑。

まぁ良いじゃないの😅

元気で健康な13歳の男子だもの、ボランティアだって本当に色々できると思うけれど、それには彼が外に出るきっかけがいつも必要なのさ。だっていつでもどんな行動の前にでも、必要性や納得が求められるのが彼ら/彼女らなのだから😅

繰り返しになりますが、

大事なことは、『今の彼に、今の我が家に必要なことはなんだろう?』と、常に問い続けていく姿勢だろうと思っております。

2024年はどんな出会いが彼にあるのか、ちょっとまだ何も見通しは立ちませんが、ま、願うだけならタダってことで🤣👍、母はいつも心配だけはしているよと、来年も彼の健やかな成長をずっとずっと願い続けていくつもりです。

ーーー書籍紹介ーーー

さらっと目を通すように読みました。エジソンの変貌する伝記の節は面白かった😅

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『そういえば私は子供の頃は間取り図を見るのが好きだったなぁ。もしかして、息子も好きかな?気に入るかな?』とものは試しに本棚にそっと置いてはみたが、未だ彼の手は伸びそうにない間取りの本🤣私はとても面白く読ませていただきましたよ👍きっとさ、建築もすごく面白い学問なのでしょうね✨

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