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成人ギフテッド母の成長記録

みなさんこんにちは✨

先週末のことですが、私は横浜で開催された第119回日本精神神経学会の学術総会に参加していました。

みなとみらいまでやってきました。

日本精神神経学会は、私が関心を持つ発達障害、今回は特にギフテッドに関するご講演も多くあり、今と今後の精神医学/精神医療について現場の先生方から直接お話が聞けることを私はとても楽しみにワクワクしながら伺いました。

参加登録は当事者枠で。

行ってきて良かったと思っています。いろいろなことを学びました。私自身の“発達障害”や“ギフテッド”の捉え方にさらなる深みが得られたことを実感しております。

それらもおいおい記録したいところですが、今日は一つ、その中でも特に印象に残ったお言葉の一つを記録したいと思います。

3日目の『発達障害とNeurodiversity』と題されたセッションでした。そこでは多様な特性と共に生きる人が社会で活躍することに向け、産業界(高田篤史先生/野村総研)、精神科診療(本田秀夫先生/信州大学)、ギフテッド(池澤聰先生/東京大学)、障害者雇用(鈴木慶太先生/株式会社Kaien)の観点からの先生方のご講演を拝聴させていただきました。

非常に興味深いご講演でした。そこでせっかくの機会なのでと、私も一つ質疑応答の時間において質問をさせていただきました。

私

私自身も、お恥ずかしながら息子が当事者であると気づいたのは彼が10歳にもなってからでした。今も周囲の環境調整にあたり、学校や社会では必ずしも理解が得られない場面に直面することも実際です。

すなわち、発達障害やギフテッドなどの特性や困難は、関心があればこそ考えられるが、一方で関心がない人は知ることすらできないことも現状です。

そう。

例えばいまこの学会会場の部屋の中では、“関心のある方”が大多数なので理解や議論は進みます。

だけど社会の中ではまだまだ偏見や先入観で、不確かなイメージでの捉え方をされる方が大半ではないでしょうか。

知人
知人

発達障害?考えすぎじゃない?彼は普通でしょ。

ママ友
ママ友

そういう人って、犯罪を犯しても精神鑑定で無罪になるやつでしょう?

なんて事言うかと思うよね💢『困っている』って話をしているのに聞きもしない。誰が犯罪者やねん。

これについては当サイトを読んでくださる方々も、それぞれにご苦労されているようです。日々いろいろな話を聞き及びます。

Mさん
Mさん

既にある体制に対して例外を求めるような支援、環境調整って難しいと感じています。「頑張って乗り越えないと本人の為にならないよ」とか、「親が親だから本人もああなのだ」と言われてしまったこともありました。

学校の先生
学校の先生

WISCの結果を見る限り、よく出来るお子さんなのではないですか?(→だから配慮は不要で、彼が周囲に合わせられるのではないですか?)

だけど子供は不登校だったりするわけです。よく出来る、ってどう言う意味で言ってるの?

だけど彼ら彼女らは仕方ない、知らないだけです。発達障害やギフテッドは、彼ら彼女らには今まできっと無縁の種族だったのでしょう。確かにそれは、私も息子が10歳になる“あの時”までは全く関心を持ちませんでしたから、実体験として理解できます(↓)。

だから私は専門家のご意見を聞いてみたかった。

もっと、“知らない人”が知るきっかけを作るためには誰が何を出来るのか。これは知らなくても生きていける情報なのだから、知らない人にとっては知らないままでも構わない事であるのが実際です。だけどその“知られていない”ことが、息子たちの環境調整にハードルになってしまいます。

私

関心がないと知れません。私たちは周囲にどのように話をしていけばいいのでしょうか?関心を持たない人が知り得る機会は作れるのでしょうか?

確かに、メディアなどで取り上げていただく機会も増えてきていると思います(こんな番組も毎週やってる↓)。だけどまだ十分ではありません。世代交代を待つことに加え、何かほかに出来ることはないのだろうか。

そんな私の気持ちを汲んでくださり、演者のお一人の鈴木氏(株式会社Kaien)がおっしゃった言葉が私にはとても印象的でした。

『発言力が強い人を巻き込んで、無名の人でも、

誇りを持って発信していくこと

が大切なのだと思います。』

誇り。よし、任しとけ!

いろいろな人が発信をする、その際に『誇りを持って』って素敵です。

“誇り”という点では、私は絶対に十分ですよ👍

だからもっと、私は私、いつも堂々と胸を張ろう。

そのことがいつか息子や娘たちの理解につながっていくのならばと心強さを感じました。

誇りか。良いね、すごく良いと思います。

徒然と続けてきた当サイトですが、今後は一層の誇りを持って継続していきたいと思いました。

ご講演後にはその鈴木氏から“ニューロダイバーシティサミットJAPAN2023”のTシャツをいただきました🙌早速着ています。動きやすい。

みんな誰もが私もあなたもNeurodiversityの一員なのです

ニューロダイバーシティサミットJAPAN2023は、7月からチケットの予約が開始です。こちらもぜひ参加させていただきたいと思っています(↓)。

あ、感覚過敏研究所の加藤氏もゲストでいらっしゃるんだ🙌✨感覚過敏は私はただ耐えてきてしまった当事者ですが、真正面から取り組み活動される加藤氏を私はとても尊敬しています(↓)。そっかそっか、楽しみだなー。

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