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ギフテッド教育国際会議:APCG2024に参加して

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成人ギフテッド母の成長記録

みなさんこんにちは✨
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先週のことですが、私は娘を伴い香川県高松市で開催された18thAPCG2024第18回アジア太平洋ギフテッド教育研究大会:ギフテッド教育に関する国際的な会議です)に密かに参加させていただいていました。

参加させていただいて、本当に良かったと思っています。

ご存知の通り今の私は肩書きのある専門家でなく、どの組織にも所属しない“一保護者”の立場ですが、世界中からギフテッドネスに強い関心を持つ多くの方が大集合をしている会場内ではもはやもう、誰がどの立場とか、組織とか、そういうの全然関係ないね。お陰様で、私もとても楽しい時間を過ごさせていただきました。

報道によれば、世界23カ国からの研究者や教員等が来日し、約170件の口頭発表やポスター発表があったそう。さらには世界各国から約90名の中学生が集まって、混合でチームを作り課題解決学習を行うユースサミットも同時開催されていました。

ユースサミットなんて楽しそうで素晴らしいです✨友達作りに最適です。

あ、そういえば🤔我が家にも中学生の高IQの息子が居るし暇そう(←暇とは違うか😅)だし、『息子も行けば良かったのになー』とも思うけれど、

いやいや、仮に息子がそういうところに進んで出かけていける子ならば私はこんなに心配させられておらんわけで、いつかきっとと願いながら苦笑いを、また一つ😮‍💨

私は、今回の国際会議でたくさんの方とお話しできて、たくさんの新しい繋がりやお友達にも恵まれました。より深く、1人の保護者として、当事者の1人としても考えを巡らせられた時間になったと思います。

お世話になった皆様には改めて感謝を申し上げ、以下に少しだけ私なりに感じたことを記録しておこうかと思います。

支援者は多い

ひとつめ。

ギフテッドネスとともに生きる子供の笑顔を願う大人は、世界中にたくさんいると知ったこと。このことは、息子を信じて我が家らしく育てていこうと前を向く大きな励みになりました。

私は今、人生で最も成長できるはずの年齢にある息子自室でダンゴムシになっている様子を見つづけていて、暗く複雑な気持ちになることも度々です。

もちろん私にはこのサイトのおかげもあって理解してくれる人は周りにいるし、同じ話題で話し合える仲間にも出会えています。しかしそれでも、私もまだまだ家の外は壁だらけだと感じざるを得ないことは多々あります。

国により、ギフテッドネスへの対応のステージはすでに大きく異なります。視点も方向性も多様です。それぞれの国において、独自に多面的にギフテッド児の課題が研究されていることを知りました。そして私は、ギフテッドネスとともに生きる彼ら彼女らを支えるために、本気で動く大人の表情を見てきました。

大丈夫、きっと息子が生きやすい島もどこかに必ず存在する。私は多くの専門家の笑顔の向こうに、そんな確信を得られたように思います。

流れ着け!それまで健やかに生き延びろ!
私

息子!あなたはきっと大丈夫、素敵な大人になっていく。でもな、そのためにせめて英語は勉強しといたほうが良さそうや。

香川から帰宅して、私は息子にそんなことを話しました。語学ごときが壁になったらかわいそう。私もそれは親として今少し工夫をしたいと思いました。

遅いし悠長

ふたつめ。

ギフテッド教育に関しては、日本は世界的にあまりに遅れをとっていること。

予想してはいたが、まさかここまでとはなー。あー。

細かい感想は控えますが(個別に聞いてください)、とにかく遅いし、悠長だというのが私の正直な印象です。

例えば、韓国の研究者の発表では、すでに韓国では国をあげてギフテッド教育を推進しており、もちろん課題もあるでしょうが、すでに視点は経済的に文化的に恵まれない環境(家庭環境)にあるギフテッド児をどうすくいあげてくるかという議論に話が及んでいました。

他の国でも、関心の高い教員にはより高い研修を、適切なDecision Makingができる教師の育成をという議論であったり、生徒側もそのような教育者を選ぶためにどう選択材料を提供するかの仕組みの話もありました。頼もしい。

その一方で、日本の推進者のお話は、一見とても立派だが、フロアからの質問を受ける質疑応答の段になれば、いつものアレがちらほらり…。

「校長先生は勝手なことをできないことになっている(から保護者の求めに学校独自で対応できない)」

「もう4〜5年すれば教育指針が変わるので、そこでぐっと変わるはず(←本当にか?絶対にか?)」

早々にそんな“いつもの決まり文句”が口をついて出るのだから、日本らしいなと思います。

私

もう4〜5年すればと仰いますが、もう4〜5年で私の息子は大人になってしまうのです…😭今まさに支援が必要な子が居るのですよ。

大人にとっては“たった数年”。

されど子供の子供時代は、その数年を待てませんその認識を持っていただいているのだろうか?早く、早くと気が焦る保護者に対しては、今はまだ支えとなる空気感さえ感じることはできないのだと思いました。

変わろうと思えば明日にも変われることのはずなのに。何がそんなに難しい?

ええ、あくまで私個人の感想ですから話半分で聞いていただいて良いのですが、今後日本社会の全体にこの支援の効果が出るなら、それは早くて20年後とかになるんじゃないか。息子の子供の世代やな、その先かもしれないな。私は会場で知り合った方とそんな話も交わしました。どうなっていくか見守ろう。組織が指針がと、なぜか変化がとても遅い日本の現状を改めて感じました。

身近で当たり前の日常にこそ支援を

みっつめ。

ギフテッド児への支援と教育という言葉が、なんだか上から“与えてあげる感”と“過分な壮大さ”を孕んでいること。

国際的な協調や交流もそうですが、なんとか研修、なんとかプログラムにコンテスト、選抜に承認、特別視。全て必要に応じてなされているし、理にかなっていると思います。だけどちょっとその方向性に偏るのは、過剰に壮大であり無理があると感じました。

それにさ、そもそもその情報に到達してアクセスをして、楽しくチャレンジしていける子供たちはあまり心配ない子です(とはいえ親御さんにはさぞ大きなご苦労があることは重々存じた上で申しております、お気に障ったらすみません🙏)。

一方で、学校に違和感を募らせて、友達もうまく作れない、もしくは地方で生まれ育ちリソースに全く恵まれない、そんな家でモゾモゾしている子供の支援をしようというのが今回の文科省の方針の一つであると私は理解しています。

今困っている保護者はおそらく、見栄えが良くて分かりやすくてすぐ役にたつ、そんなプログラムによる支援はあまり求めていないのです。しかしながら今の日本ではそういう“特別なもの”を作ろうと意気込んでしまっているようにも感じられ、だから話が進まないし、支援を求めるモゾモゾ子供に届かない。そもそもギフテッド児は大人側の思惑を容易に読むので、あつらえられた盆の上には素直に乗らんし、大人の期待通りになんて踊りません。それがギフテッド児というものです。彼らは自分がやりたいことしかやらんのです😩

必要なのは、

もっと身近に当たり前に、多くの人が『こういう子もいる』と知っていること、枠を払い、彼ら彼女らの意欲を挫かない接し方をするだけのこと。

決して特別なことじゃない、ただそんな当たり前の日常こそが求められる支援の形だと思うのです。

素晴らしいことばかりじゃなくて良いから、ただそんな当たり前を作ってほしい。私はそう感じましたし、強く願っておりました。

 

他にもいろいろ感想などはありますが、まずはこんなところでしょうか。

会議全体は明るくとても前向きで、繰り返しになりますが、私は本当に楽しい時間を過ごしました。また、同行した娘も楽しかったと言いました。娘よりも少し大きい男の子が会場に来ていて、娘はその子ととても仲良くなることができたからです。

娘

お母さんはめっちゃお友達ができていたね!

私もお友達ができて嬉しかった!英語は喋れなかったけど、人の中にいても怖くなかった。次はいつあの子に会えるの?もっと香川にいたかった〜〜!!

夏休みに香川まで行って、貴重な経験ができました。

ふと私は思いました。

私がこんなに楽しい時間を過ごせるのも、全て息子のおかげです。14年ほど前の晩秋にこの子が生まれてきてくれなければ、私はここまで関心を持つことも、香川に行こうとも思わなかったのですから。

息子と同じ家に暮らし、最愛の息子の将来についてただただ思いを馳せられる、今この時間は私にとって宝物なのかもしれません。今はこのような悩み多き時間を過ごすこと自体をもう少し楽しんでみても良いのかなと思いました。

 

そうしていつか、たぶんあっという間でしょうが、息子は大人になる日がくるでしょう。

その時彼は、まるで自分1人の力だけで大きくなったような顔をして、振り返りもせず1人で歩き離れていくに違いない。そんな日はきっと来るのです。

私もかつてそうでした。先月に亡くなった私の母に私は苦労をかけただろうが、それでも私は親の思いなど顧みることなど全くなくて、私は私の自力でだけで道を拓いたと思い込んでいたのです。

だけどその、いつか来るその時までを健やかに、健全に、息子を大人にしてやれたなら、私の仕事はそこで終わりの大成功。その時にはさらに一層、今のこの悩みや思いは全て懐かしむべき宝物になるはずです。

今回、息子のような子を支えようと努めてくださる大人が世界中に居ることを、私は強く感じました。

大丈夫、あなたは素敵な大人になっていく。支援者も理解者もたくさんいる。いつかあなたの人生を決定づける出会いにどうか出会ってほしい。

その時までをどうか健やかに過ごしてほしい。家でモゾモゾしている間は、世界はあなたが思うより広いってことをお母さんも少しずつでも伝えてあげられると思うんだよね。

私にとってはそんな学びが多くあった、国際会議となりました。

会議の開催に尽力してくださった皆様、貴重なお話を聞かせていただいた皆様に心より感謝申し上げます。

ちなみに次回のこちらの会議は、サウジアラビアで開催される予定です。

…香川遠いと思ってたけど、それに比べりゃ近かった🤣👍行って良かった本当に😊

 

こちらの新聞記事の写真の中に、私と娘の後ろ姿がチラリとだけ映っていました(↓)探してみてね、ヒントは“パンダ”です🐼

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