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ギフテッド児の成長を阻むボトルネック

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成人ギフテッド母の成長記録

みなさんこんにちは。
今日も当サイトへお越しくださり、ありがとうございます。

やや久しぶりの更新となりました。当サイトは、高IQ、発達障害、場面緘黙、ギフテッドを主題として私や我が子の実体験を記録し続けてきております。

記事の更新がない間にも、当サイトの活動を通してこれまで繋がってきた当事者・保護者の皆様との連携はゆっくり広がり維持されており、その中では日々いろいろな対話が生まれています。包み隠さず本音を言える場、愚痴を言える相手がいること、互いに存在感を感じながら、私たちは1人ではないと支え合える場をこれからも大切にしたいと思っています。

さて。

当サイトを訪れてくださる方の中には、少なからず、高IQやギフテッドの特性があるお子さんを育てる保護者がおられるでしょう。

唐突ながらも、皆さんにお伺いしてみたいと思います。

私
私

ギフテッド児の育ちの困難、健やかな成長のボトルネックになっているものは、特にどのようなものだとお感じですか?

それは子供の年齢にも依存します。幼いお子さんと、ある程度大きくなられたお子さんとでもそのお答えは変わるでしょう。

例えば、あるお母様はこのように言っておられました。

あるお母様
あるお母様

私は、非同期発達がいちばんのクセモノであると思っています。

うん、わかる、それもあるよね、厄介だよね。

それぞれの年齢や環境のみならず、目まぐるしく変わるその瞬間瞬間にだっていろいろな困りごとがあるだろうと思います。頭の回転が早すぎて学校なんかにいられないとかもそうかもしれない。いかがでしょうか。

今日ここで私が着目したいのは、私が何度考えても毎度顔を出すボトルネック。私個人もそうですし、周囲の話を聞いてもそうです。これは困難を抱える概ね全てのギフテッド児に共通してみられると言っても過言ではなく、なかなか避けて通れない、大きな壁になっているのはやっぱり“これ”なんだろうと私は強く思います。

私
私

とにかく『やりたいことしかやれない』んだよ…。

ギフテッドの色々の困難は、この特性に集約されるんじゃないかと私は思います、本当に。

 

これについては当サイトでも度々書いてきております。また、私はかつて高知大学で開催された日本ギフテッド・2E学会という場においても登壇し、この観点から講演をさせてもらいました。

『やりたいことしかやれない』という行動特性が著しい。これは本当に多くの(全ての?)ギフテッド児の共通項です。

「イヤイヤでも」とか「渋々でも」「手を抜きながら」とかは本当に無理なの。

本人にもどうしようもないほど、生理レベルで反発を示してしまうと言っていい。多大なストレス、耐え難い苦痛。そんな表現でもまだ足りないほどに我々にとってはとても難しいことなのです。無理に耐えると容易にメンタルに響いてしまう。

これは私もそうです。息子もそう。この秋に海外のトップ大学に進学した友人の子も、全くそう。お宅様のご子息・ご令息もそうではない?

『これやる意味ある?』が常に思考に付き纏い、やる意味はないと思ったことは全くできない。ポンコツと言ってくれていいですよ。だけどやりたいことには異常な熱意を示し続ける。そういう人種がギフテッドだと、もはや言わざるを得ないでしょう。

こんな我々に対しては、おそらく世の多数の人はこう諭そうとするでしょう。

一般論
一般論

みんな、やりたくないことでもなんとか折り合いをつけてやってるんだよ!わがままだよ!

うん、わかる。だけどその“みんな”って誰よ?定義不明の集団を引き合いに出しても話し合いは明後日の方向にしか進みません。

加えてこれは、わがままとか、そういうレベルでさえなさそうなものだと当事者の多くはすでに実感しています。

いわば“性能の違い”です。右利きと左利きとか、例えるならそんなふうにも性質が違う。“頑張る”こともできないことはないが大きな苦痛、継続を考えると難しい。体質的に動物性の蛋白質を摂取できないことはないが負荷がかかって体調を崩す人もいるでしょう。そういう感じかもしれません。

そもそもそんな一般論が通じないから生きづらさを抱え、苦しんでいるのがギフテッド児です。そんな彼ら彼女らを、その特性を理解することでこそ支援しようと動き出したのが今の日本、文科省。この政策の発展には心から期待をしています。

 

このような特性を持つのがギフテッド児だとするならば、彼ら彼女らが健やかに、彼ららしく育つことへのボトルネックは、これに対する周囲の理解が得られにくいことにこそあります。

確かにそうだ。

私
私

うちの子、やりたいことしかやれないんです〜。よろしくお願いします!

なんて保護者に言われたら、一般的な学校の教師は『は?』ってなってしまうでしょう。『いやいや、待って、どういうこと?』ってなりそうですよね、なるでしょうね。それもわかるよ、わかるけど、全く本当のことであるのですから、すれ違いが生まれていることが現状です。

こうあるべき、あああるべき、ノートはこう書き大人に見せる、漢字練習は分かり切っててもみんなと同じだけ30回とか、そんな世の一般論はギフテッド児には苦痛でしかありません。どれだけ一般論で管理されようとしたとしても、ギフテッド児は自分が本当に納得できなきゃ生理的レベルで動けないの。それを怠けているとか不真面目だとか、そういうふうに低評価を下して傷つけるから、ギフテッド児の心は容易に死んでいく。

これこそが、健やかな育ちのボトルネックではないでしょうか。

人は人、自分は自分、あなたはあなた。それでいいのだと思うけど。

なぜかそれが受け入れられることがこんなにも難しいのはどうしてだろうと思います。

 

それでもそんな世の中で、ギフテッド児も生きていかなくてはなりません。なんとか自分と環境調整を試みて、やり過ごしていく方法を見つけ出さねばなりません。

私が思うまず一つ目は、周囲の理解者の存在です。私の場合は、家族であり、友人です。

私の夫は、時々子供たちに対してこう諭します。

夫
夫

お母さんはな、そういう人なんだよ。これはもうずっと昔からで、仕方のないことなんだ。

私の古くからの友人も、今なおこう言って私を揶揄います。今でも頭が上がりません。

古くからの友人
古くからの友人

だってナオミやもん、仕方ないって。

誰かがこう言ってくれたらだいぶ助かります。この点については、私は周囲に恵まれました。私はこのままで良い(のかどうかはわかりませんが)のだと思わせてくれたらそれだけで。

親であるなら、我々がせめても我が子の理解者であるようにと願いますが、これもまた親が完全に受け入れるには親の修行を要するもので、易しい道ではありません。がんばろうね、大丈夫だよ、いつかできると思うしかない。

 

もう一つ思うことは、自分の目が開く日を待つことでしょう。幼い子には難しいかもしれませんが、大事なことだと思っています。

困難を抱えて苦しんでいるギフテッド児には、多くに共通して、他責の傾向がみられます。これは苦しい当事者が自分の心を守るために自衛の手段で用いるもので、仕組みとしてはわかるのですが、なにぶん頭の回転が早く口が立ち極端な思考を持ちやすいのがギフテッド児でありますので周囲にとってはめんどくさいしタチが悪いとしか見えないことが周囲をもまた苦しめます。

あるお父様が言っていました。

あるお父様
あるお父様

ほんっとうに!うちの息子は面倒臭い!面倒臭すぎるんです!

そうだよね。ああ言えばこう言うしね。気持ちはわかる、共感しまくり、笑。だけど本人は苦しいから、防衛のために他責に回らざるを得ないのです。

そんな日々は続くでしょう。

だけどふと、もしかしたら、訪れるかもしれません。

他人のせいにしていても何にもならんな、と本人がハッと気づく日が。

それは私にもありました。高校生頃だったと思います。それからやっと、保守的な田舎町で腐っていた私はやっと、自分の近未来の自由のためにと学業に力を入れるようになりました。

周囲の話を聞いていても、ある程度大きくなったギフテッドの当事者たちは似たようなことを言われます。

『今の自分を丸ごと引き受けた日があった、その時からやっと将来を考えられるようになっていった』と。

そんな瞬間が訪れることが、ギフテッド児の成長の、分かれ目なのかもしれません。

 

結局は、苦しい少数種族であるギフテッド児も、いずれは自分のことを自分で引き受け、なんとかかんとかやっていくしかありません。

だけど今大人である私たちは、これから育つ子供らのために、多少なりとも道路整備を試みて、どうか彼ら彼女らが少しでも歩きやすい道がこの世の中にどうか拓けますようにと、そう願うことくらいはできそうです。

私
私

そういう人もいるんだよ。仕方ないじゃん、決して悪い人たちじゃないんだし。

そうちょっとずつでも周囲に伝えて、理解者となり得る人を少しずつでも増やしていくことができたらいいなと私はずっと願い続けているところです。

ーーー試験的アナウンスーーー

【オンライン家庭教師はじめました】

様々な特性や背景を持つお子様との出会いを求めてという動機から、この春頃から試験的にオンライン家庭教師の活動をしてきました。

現在は4名(場面緘黙症を有する中学生、高IQの中学生と高校生、その兄弟1名)+試験前や夏休み等の単発で何名かの指導をお受けしています。要領がつかめてきましたので、近いうちにこのサイトでも若干名の募集のアナウンスをさせていただこうと思っております。

平日の日中の時間帯のみとなりますので、お受けできるのは不登校の状況にあるお子様や、海外に在住し時差が合うお子様のみとなります。

限られた枠にはなりますが、個々の特性に応じて接することが可能です。ご関心がありましたら、個別にお問い合わせくださいませ。

▶︎対象 小学生・中学生・高校生(中学受験のお子さんはまだお受けしていません)

▶︎教科 
小学生 英語・算数・理科
中学生 英語・数学・理科
高校生 数学・化学基礎・化学

▶︎費用 状況によりますが、一般的な家庭教師派遣企業と同程度・以下としています。

授業にはZoomを使用します。

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イベント(不定期)・個別相談(小枠)を開催しています。

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